今週末開催予定の国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」。その練習日のツアー会場で、ピンの未発表のニューモデルが見つかった。ピンと言えば今年4月にニューモデル「PLDミルド」が発売されたばかり。ということは、おそらくではあるが2023年モデルに相当するパターシリーズだと思われる。
今回会場で発見したのは5機種。当然未発表であることに加え、ソールなどを見てもそれらしい文字列がなかったためシリーズ名に関しては現時点では不明。そして今回見つけた5機種で特徴的なのが、フェース素材が異なるモデルが混在している点だ。
まず、フェース面がシルバーでステンレス素材と思われるパターがブレード型の「アンサー」、ツノ型マレットの「プライムタイン4」、マレット型の「DS72」、マレット型でセンターシャフトの「DS72 C」の4形状。
このうち「アンサー」と「DS72 C」の2機種のフェース面トウ・ヒール側の2箇所には黒い部分がある。同2機種のみソール面に「タングステン」の印字が確認できたことから、おそらくタングステンウェートが埋め込まれているのだろう。
そして黒のフェース面に黒いインサートが入ったパターが1機種。ソール幅が広めな「アンサー2D」が確認できた。
アンサー2Dに関してもフェースセンターのインサートに加え、トウ・ヒール側の2箇所に何かが埋め込まれている。今回発見したアンサー2Dのソールには鉛が貼られていて印字を確認することはできなかったが、こちらもバランスを調整するためのウェートだと思われる。
ピンゴルフのツアー担当・篠塚翔太氏によれば「ステンレスフェースのパターについて、選手からは『金属のしっかり目の打感の柔らかさで直進性の高い転がり』が好評です」とのこと。黒インサートのパターに関しては「硬めでしっかりしていますが、ボールが適度にフェースに乗る感触ですね。比嘉真美子、大出瑞月の両選手が『アンサー2D』を投入済みです」との情報が。
さらに、現時点で異なるフェース素材を採用したモデルが確認されているが「もう一つ、フェース素材がまた異なるモデルも存在します。他にもヘッド形状の異なるモデルもあります」と篠塚氏。どんなモデルが出てくるのか今後の展開にも注目だ。