ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることをひとつずつ紹介する!

ラウンド後、練習する?しない?

みなさん、プレーの後はすぐお風呂に入って家路につく派、ですか?

私の場合、とにかく上手くなりたくて、ゴルフに打ち込んでいた時期は、すぐに帰らず、時間の許す限り、パターやアプローチの練習をしていました。せっかくコースに来たのにラウンドだけで帰ってしまうなんてもったいない。そう考えていたのです。

もちろん、プレーするメンバーによっては、入浴後、レストランでゴルフ談義に花を咲かせる。というパターンもあります。そうした時はそれにもキッチリお付き合いをし、みんなが帰ってからもう一度スパイクに履き替えて練習グリーンに向かう。なんてこともありました。

画像: ラウンド後に練習することで上達スピードも変わるはずだ

ラウンド後に練習することで上達スピードも変わるはずだ

いやあ、今思うとフツウじゃないですね。それでも自分のゴルフにとって、その日のラウンドを振り返りながらのこうした練習時間はとても意義深いものだったと思っています。

自分の場合、その目的は下記の2つでした。

【1】その日に出たミスについて原因と解決策を考える「反省」
【2】コースでのプレーでおろそかになりがちな基本の動きを確認する「反復」

原因と解決策を考える「反省」

自分の場合、ラウンド中にミスが出ても、その場ではあれこれ悩まず、パッと切り替えようとしていたので、「反省」はラウンド後にまとめてやる。と決めていました。(実際にはあれこれ考え込んでしまうこともありましたが)

この「反省」をその日のうちにキッチリやって、どんなに叩いた日でもその日の課題を明確にしておく。毎回出来るわけではありませんが、「失敗こそ上達の種」と思い、出来るだけ次回のプレーに活かそうと考えていました。

そのとき、気をつけていたのは、ミスの原因をすぐスウィングの欠陥に結びつけないこと。「コースでは一日中、ひどいフックばかり出ていたのに、ラウンド後の練習では一発も出なかった」なんてことはよくおこります。

もちろんスウィングに問題のあることもありますが、実戦の場ではコースレイアウトやティーイングエリアの位置、その時の心理状態、プレーの流れ、同伴競技者の影響などなど、じつにさまざまな要因が絡み合います。これらの状況を出来る限り思い出し、ミスが出た原因を考察していくことが大切です。

たとえば、「ああ、あの時は前に打った人が右にOBしたから右を警戒し過ぎてしまったんだよな」などと思い出せれば、ミスの原因を特定でき、あれこれスウィングを悩まずに、次回のプレーに活かすことが出来ます。

「反省」するのはミスだけではありません。どんなに叩いた日でも一回や二回は満足のいくショットも出ているハズです。満足のいかないスコアだっただからと言って、その日のプレーを全否定するのではなく、良かった点もしっかりと思い出し、なぜ上手くいったのか? ということも考えることが次のプレーに必ず役立ちます。

基本の動きを確認する「反復」

続いて「反復」ですが、コースでのラウンドというのは、いろいろなライや状況に対応するため、「応用」が求められるケースが多く、練習で身につけた基本の動きを見失いがちになります。

ウェッジでのハーフショット、1メートルのショートパットや、10ヤードのチップショットなどの反復練習を短時間でも必ずやるようにしていました。

また、実戦で崩れやすいのはアドレスです。肩や腰、足のライン、ボールの位置など、時にはびっくりするほど狂いが生じています。これをチェックせずにスウィングをいじったりすると迷路にはまりやすくなります。

時間のない時は鏡の前でのシャドースウィングでも構いません。その日のうちにスウィングやパッティングをリフレッシュし、悪いイメージがある場合には早く払拭する。こうしたことを積み重ねることが、長い目で見ると自分のゴルフの土台を作ることに繋がるのだと思っています。

プレー後の反省と反復。これらは結構エネルギーを使うことですが、これをするとしないとでは、明らかに上達のスピードが変わってきます。良かったら少しずつでも取り入れて頂ければと思います。

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