打ちっ放しやインドアスタジオといった、多くのアマチュアが日々利用しているであろう練習環境では、実際のゴルフ場のように天然芝ではなく、それを再現した人工芝が採用されていることがほとんど。
すると問題になってくるのが、アイアンなどの地面に置かれたボールを打つ番手の練習をする場合だ。天然芝では上から打ち込んでも、(地面の硬さにもよるが)芝が生えた地面ごと削り取れる=ターフを取れるわけだが、人工芝の場合は当然そうならない。つまり、本番と違う環境で練習するしかないわけだ。
そこでJJコーチが打ち込む番手を練習する際にオススメするのが「クラブのソールにテープを貼り、それを剥がすようにスウィングする練習」だという。
「ガムテープや養生テープ、セロテープ……何でもいいので、ソールに貼ってみましょう。ピタッと貼り過ぎず、少し気泡が入るくらい軽めに。なおかつテープの半分くらいを剥がした状態で貼るか、あるいは貼って剥がしてを繰り返してある程度粘着力を落としておくといいでしょう」(JJコーチ、以下同)
上記のようにテープを貼ったうえできちんと打ち込むことができると「人工芝ではクラブヘッドが地面に埋まっていかず、適度に打ち込めていればそのぶんソールの摩擦が強くなるため、繰り返し打っていくうちにだんだんと剥がれてきます」とJJコーチ。
「打ち込めず払うように打っているとそのぶん摩擦が少なくなってテープは剥がれませんし、逆に打ち込む角度が急すぎてもソールが地面に擦れないため剥がれません。ソールに軽くテープを貼ることで、適度に打ち込めているかどうかを確認できるというわけです」
地面から打つ番手は打ち込むのが基本であるため、ドライバー以外であればどの番手でも使えるチェック法というわけ。ぜひ試してみてほしい。
剥がれたテープのあと片付けを忘れずに!
協力/レッツゴルフ銀座