2年連続でドラコン世界選手権に出場したデシャンボーはあわや優勝の大番狂わせを演じる寸前だった。昨年トップ8入りした彼は10月1日ネバダ州でおこなわれた大会でドイツのマルティン・ボルグマイヤーとの決勝戦で敗れたものの堂々の2位でフィニッシュした。
飛ばしに特化した変則スウィングの力自慢に混じって決勝まで勝ち上がったデシャンボーはまるでプロレスラーのような風貌のボルグマイヤーとの対決に挑み406ヤードをマーク。しかし相手は持ち球6球のうち3球目で415ヤードを記録。続く4球目で426ヤードとかっ飛ばしデシャンボーを一蹴した。
髭面のチャンピオンはデシャンボーを抱きしめ健闘を称えたあとチャンピオンベルトを掲げて家族とハグ&キス。そしてマイクを握ると「とても重要なことを伝えたい。1人の男が1年前にこの舞台に登場してくれなかったら、自分もほかのみんなもこれほど真剣に技術を磨く努力をしなかっただろうし、今ここに立つこともなかっただろう。その男こそデシャンボーだ!」と訴えた。
「そして彼は今回2位を勝ち取った。競技に出ている選手が400ヤード以上飛ばしてドラコン大会で2位になるなんて信じられない。クレイジーなほど凄いことだってことをわかって欲しい」と熱弁を振るった。
絶賛されたデシャンボーはインタビューに応えることはなかったが、その凄さはこの数字を見ただけでもわかる。
大会に出場したのは128名の腕に覚えるのある選手たち。予選で32名に絞られ、さらに16名、8名と減っていきトップ8から決勝進出を決めるセッションでは415ヤードをマークし、3連覇を狙ったカイル・バークシャーらを撃破。バークシャーは3週間前に手首の手術を受けたばかりだったため王座を守ることはできなかった。
ドラコン大会に旋風を巻き起こしたデシャンボーは来年ナンバー1の称号を必ずや手に入れると誓ったはず。その前にLIVでも優勝し再び紙面を賑わしてもらいたい。