スペイン出身の22歳ユージニオ・ロペス・チャカラがLIVゴルフのバンコック招待でパトリック・リードに3打差をつけ優勝を飾った。プロ5戦目にしてLIVゴルファー最年少V。チーム戦の賞金も併せて1試合475万ドル(約6億7千万円)を獲得したのだが、これスペインのアスリートが1大会で稼いだ額としては史上最高。テニスのレジェンド、ラファエル・ナダル超えを達成した無名の新人ってどんな男?
画像: LIVゴルフ最年少優勝を飾ったロペス・チャカラ。プロ5戦目にしてとんでもない大金を手にした(写真/Getty Images)

LIVゴルフ最年少優勝を飾ったロペス・チャカラ。プロ5戦目にしてとんでもない大金を手にした(写真/Getty Images)


DPワールドツアー(欧州ツアー)のスパニッシュ・オープンでジョン・ラームがセベ・バレステロスの記録に並ぶ3勝目を挙げたのと同じ週、スペインから1万キロ離れたアジアの地(タイ・バンコック)でチャカラがメジャーチャンピオンを抑えタイトルを獲得しおよそ6億7千万円を荒稼ぎした。

ラームが母国のナショナルオープンで得た賞金が約4000万円。元世界ランクナンバー1の稼ぎの約16倍に当たる大金を大学を出たばかりの新人がわずか1試合(しかも3日間)で稼いだことになる。

「何か秘訣があったわけではありません。ただ自分を信じて日々努力を重ねているだけ。ワールドクラスの選手たちと一緒にプレーしていろいろなことを学んでいる最中です。彼らは積極的にアドバスをくれる頼れる存在。そこで勝てたんですから、まだ夢の中にいるみたいです」と夢見心地の心境を語ったチャカラ。

チームメイトのセルヒオ・ガルシアは彼にとって幼い頃から憧れの存在だ。「2010年のスパニッシュ・オープンを観戦しに行ったとき彼(ガルシア)のプレーを見た日のことが昨日のことのように思い出されます。セルヒオはスペインのゴルファーにとってアイドル。23年間プロの世界で活躍してきた彼からできるだけ多くのことを学ぼうとしています」

スペイン、マドリッド出身のチャカラは高校を卒業するとアメリカのオクラホマ大学に進み金融と心理学を学び、世界アマチュアゴルフランキングの最高位は2位。プロに転向したのが4カ月前で6月にはLIVから2シーズンで1千万ドル(14億円強)のオファー(契約金)を受けた。

「反論の余地がないようなオファーでした。人生においてお金はすべてではありません。それでも自分の将来や家族のことを考えて契約しました。もちろん両親と約束した通り学士号を獲得した上で」とLIVとの解約について明かしたチャカラ。

これまでスペインスポーツ界で1試合の獲得賞金最高はナダルが全豪オープンに優勝したときのおよそ2億5千万円。1試合で6億7千万円を稼いだチャカラが同国のスポーツ史上最高記録を更新した。

しかしLIVでいくら勝ってもポイント加算されないため世界ランクは上がらない。同ランク4桁(現在2704位)のまま今シーズン残り2試合でどれくらい稼ぐのか? 

一攫千金。宝くじに当たったようなチャカラの夢人生は続く。

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