今日水曜日は「ZOZOチャンピオンシップ」と選手がスポンサーをもてなすホスピタリティ溢れるプロアマイベントが開催されています。ディフェンディングチャンピオンの松山英樹選手は元プロ野球の松坂大輔さんらとプレーしていましたが、少し体に違和感があったようで後半の途中で離脱しました。大事を取ってのことだと思いますので明日からのプレーは問題ないでしょう。
さて、ザンダー・シャウフェレやコリン・モリカワなどビッグネームも出場していますが、ここでは前週の「シュライナーズチルドレンオープン」で活躍した二人を紹介します。一人目は4日間ボギーフリーで優勝を飾った20歳のトム・キムです。21歳になる前に2勝目を挙げたのはタイガー・ウッズ以来の記録とPGAツアーでも大きな注目を集めています。4日間トータルのパーオン率が87.5%と高いショット力を持っています。
プロアマ中の数ホールについて歩きましたが、スウィングはオーソドックスでシンプルなもので、ドライバーの飛距離は300ヤードほど。まだあどけなさの残る顔立ちですが、間の取り方、安定したスウィングのテンポなど20歳とは思えない落ち着いたプレーが印象的でした。長くリッキー・ファウラーのキャディを務めたジョーが横についていることも大きな力になっているようです。何にフォーカスして打つのかを明確にしてから打つ彼のアドバイスが聞こえてきました。今週も調子が良さそうなので要チェックの選手です。
そしてもう一人は、同じく先週4位タイで終えたミト・ペレイラ選手。チリ出身の27歳で先週のスタッツを見ると、ドライバーの飛距離は320ヤード越え22位タイ、パーオン率は86.11%で4位とショット力が光るプレーヤーです。
スウィングを見ると、回転力を多く使ってスウィングするタイプでクラブはインサイドの低い位置からダウンブローに入り左に振り抜くイントゥインの軌道です。ボールを押し込んでいくようなインパクトの圧力が強く、軌道が安定しているのでしょう、ねじれのない高い弾道でターゲットを捉えていました。
最後に会場には像造球飛神社(ぞうぞうたまとびじんじゃ)が設置されていて、ホストプロとして出場する大西魁斗選手もお賽銭を投げ入れ優勝祈願の絵馬を奉納していました。PGAツアーの足掛かりになるようご利益があるといいですね。
松山英樹選手はザンダー・シャウフェレと9時34分インコーススタート、ミト・ペレイラ選手は10時18分アウトコース、トム・キム選手は10時40分にアウトコーススタートとなっています。前週好調だったこの二人もぜひチェックしてみてください。