昨日「ZOZOチャンピオンシップ」の初日を終えたコリン・モリカワと中島啓太がゴルフクリニックを開催。プロゴルファー・中村修が現地からのレポートをお届け。

昨年に引き続き、テーラーメイド主催のゴルフクリニックが開催され、今回はコリン・モリカワと同じテーラーメイド契約選手の中島啓太も参加しました。昨年、アマチュアとして出場した中島は憧れのコリンの練習ラウンドに合流し、左ドッグレッグのホールであってもフェードボールに徹するプレースタイルに学びを得て、自分の未完成なドローを打つのではなく、ドライバーで突き抜けてしまうホールは3Wを使うことを覚えました。

画像: 「ZOZOチャンピオンシップ」の初日を終えた後にテーラーメイド主催のゴルフクリニックをおこなったコリン・モリカワ(左)と中島啓太(右)(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

「ZOZOチャンピオンシップ」の初日を終えた後にテーラーメイド主催のゴルフクリニックをおこなったコリン・モリカワ(左)と中島啓太(右)(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

中島啓太選手は、アマチュア世界ランク1位の資格でマスターズに出場した際にテーラーメイドと契約を交わしその後プロ転向。コリンと肩を並べてクリニックを盛り上げてくれました。

二人で50・30・10ヤードに置かれたカゴに向かってアプローチ合戦をしたり、スティンガーショット(低い弾道のショット)の打ち比べをしたりとデモンストレーション。低く打ち出すスティンガーショットでは、「できるだけ体を起こさないようにフォローを取ることで、クラブヘッドを低く出す」とコリン。

画像: 初日を33位タイで終えたコリン・モリカワは2日目以降の巻き返しを誓った(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

初日を33位タイで終えたコリン・モリカワは2日目以降の巻き返しを誓った(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

その後「どうやったらゆっくりとしたテークバックをできるの? 自分もやろうとしたあ背中を痛めました」というギャラリーからの質問がありました。コリンは「背中を痛めたのは切り返しで強く振り下ろそうとしているからじゃないかな。ダウンスウィングで思っている軌道に下ろしてくるために、リズムを大切にしながらチェックしながら上げていくとあのスピードになるんだ」と答えていました。

画像: スティンガーショットを打つ際には体が起き上がらないようにしながらヘッドを低く出すという(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

スティンガーショットを打つ際には体が起き上がらないようにしながらヘッドを低く出すという(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

トップからの切り返しから急加速させるのではく、ゆっくりと加速するようにダウンに入ることは、ミスショットを防ぐことにもつながりますし、入射角が安定することでスピン量や距離感もそろってくるはずです。コリンは恐らくクラブの軌道や体の感覚を確かめながらクラブ上げているのでしょう。スウィングのテンポは人それぞれですが、速くなり過ぎてミスショットになりがちな人は参考にしたいポイントです。

どうすればドライバーを飛ばせるか?という質問には、「強く振る練習をすること、そしてドライバーの芯で当てるようにすること」とコリンが答えると、中島啓太は「ステルスドライバーを使うこと」と契約メーカーのアピールをして笑いを誘っていました。

画像: スティンガーショットを打つ際にはフィニッシュも低く意識するという中島啓太(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

スティンガーショットを打つ際にはフィニッシュも低く意識するという中島啓太(写真は2022年のZOZOチャンピオンシップ)

2日目を終えて中島啓太選手は首位と3打差の7アンダーまでスコアを伸ばし単独5位に、コリンも5アンダーまでスコアを伸ばし8位タイへと順位を大きく上げています。二人の週末のプレーも注目したいところです。

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