「ステルス」発売後もまだまだ人気の「SIM MAX」を最新シャフトでチューニングしてみた！【PART１】

2020年にテーラーメイドから発売された「SIM」シリーズ。カーボンフェースで話題の「ステルス」シリーズが発売された後もまだまだ人気の高いドライバーです。

今回は人気の「SIM MAX」を2022年に発売された最新シャフトに限定してシャフトチューニング、重量は純正シャフトと同じ50グラム台での組み合わせを考えました。

左を気にせず叩ける！グラファイトデザイン「ツアーAD CQ 50S」

プロ・アスリートゴルファー向けモデルの「ツアーAD」らしく手元剛性の高いシャフトです。手元側から先端部にかけて剛性を落としてある中先調子シャフトなので「ツアーAD」の中ではつかまり系。切り返し時に強めのテンションをかけても挙動が不安定にならず、安定してインパクトゾーンまで導いてくれます。つかまり系といってもシャフトが走る感じのイメージではなく、プレーヤーがしっかりと振り抜いて初めて、ボールを捕まえていくような先端部の動きの出るシャフトです。叩いていっても物足りなさはないですし、「SIM MAX」でしっかり振っていきたいという方にオススメですね。左を気にせず振れるのでボールスピードもアップしやすく飛距離アップにつながる相性の良いマッチングになるでしょう。

安定したバランスのよさ！三菱ケミカル「ディアマナGT 50S」

ディアマナシリーズの最新モデル「ディアマナGT 50S」は、先端部にやや動きを持たせた「ZF」の後継モデルです。ディアマナの中でも飛距離性能を追求したシャフト設計で、手元側のしなりを感じて切り返しのタイミングを取るプレーヤーにはとくに使いやすく感じるでしょう。シャフト先端部の動きはありますが、インパクト付近の挙動は穏やかですのでヘッドの位置を感じとりやすく、インパクトでは厚い当たりを実感できます。
ボールはしっかりつかまりますが、左に巻き込み過ぎるようなボールが出にくい安定性能と飛距離性能のバランスのとれた設計はディアマナらしいこだわりといえるでしょう。「SIM MAX」でほどよくボールを捕まえて飛ばせることができ、方向安定性も犠牲にしたくないという方にオススメです。

ランが増えトータル飛距離がアップ！LA GOLF「 DJ シグネチャーモデル 」

3月発売されたアメリカ発のLA GOLFアスリートゴルファー向けシャフトです。「DJ｣のネーミング通りダスティン・ジョンソンが監修に携わり本人も使用するシグネチャーモデルです。なめらかな振り心地で他のシャフトでは味わえないフィーリングが特徴です。シャフト中間部分から先端部にかけて飛球線方向にしなりヘッドを導くシャフト挙動はボールをしっかりつかまえてくれます。ヘッド自体が低スピンヘッドではない「SIM MAX」の飛距離性能をアップさせるにはボールをつかまえて弾道をやや抑えることができるシャフトが有効です。「DJシグネチャーモデル」は中弾道設計でランも出やすく設計されていますので、トータル飛距離アップを実現しやすくなるマッチングになるでしょう。