コースに出たらスウィングよりも真っすぐに立つことでスコアがよくなると小暮プロ
自分では真っすぐに構えているつもりなのに、いざ打つとボールは目標よりも右、左……。同伴競技者に「いま最初から右向いていたよ」なんて言われることもしばしば。どうやったら真っすぐに構えられるの？
「まずは練習場で足のライン、ひざのライン、腰のライン、肩のラインと真っすぐ揃える練習をしてください。練習場ではマットがあるのでそのラインに合わせて揃えてみるのもいいでしょう。そうすることによって自分は気づくと右を向いているとか、肩のラインだけ左に向きやすいとかクセもわかるようになります」（以下、小暮博則プロ）
練習場ではショットの練習ばかりするのではなく、立つ練習もするということだ。
でもいちばん難しいのは、目印となる線のようなものがない広いコースで真っすぐに構えるということ。何かいい方法はないのだろうか。
まずはグリーンに対して正対してみる。これができていないと方向性だけではなく、距離感もおかしくなる
「まずはボールの後ろでピンやグリーンに対して正対して立ってみる、これが結構大事なことです。グリーンを自分の‟真正面“に見るようにする。そうすることでアドレスするラインがわかるとともに、両目でターゲットを見ていますから距離間が明確になります」
そしてボールとターゲットを結んだ線上に目印を見つける。その目印とボールを結んだ線に対してスクエアに構える。ここで出番となるのが練習場でやった真っすぐに立つ練習。
「スタンスは真っすぐに構えられているかどうか目で確認できるので問題なし。あとは自分のクセを思い出してください。練習場で右に向きやすかった人はコースでも間違いなく右を向いていますので『そういえば右を向きやすかったんだ、大丈夫かな？』と調整しましょう。繰り返しやることで『真っすぐの精度』が上がってきます。ターゲットに対して真っすぐに構える、これがスコアを何打か縮めてくれますよ」
写真／阪上恭史
練習の時から真っすぐ構える練習をしておき、自分がどっちを向きやすいか把握しておく（写真上）ピンとボールを結んだライン上に目印を見つけ、その目印とボールを結んだラインに対してスクエアに構える
