つかまったボールを打つためにはインサイドからクラブを下ろすことが重要。3年でスコア70を達成したトップアマがやっていた、インサイドからクラブを下ろすための練習法を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試して確かめた。

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕の持ち球は基本的にフェードなのですが、少しスピン量が多い。特にドローにしたいとは思わないんだけど、つかまった球を打ちたいとは常々思っています。つかまった球はやはりスピン量が減るし、飛距離もでますからね。でも、かなりがんばってインサイドから振っているつもりでも、計測してみると少しアウトサイドから振っているんです。どうやったらインサイドから振れるのか……。

週刊ゴルフダイジェスト11/1号に「最短最速で70台を出したオトコたちの成功体験物語」という記事がありました。そこにはゴルフを始めて3年もかからずに70台を出した人が取り組んだ練習方法が載っていました。そのなかにボールをつかまえるための練習もあったので、試してみることにしました!

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号で特集されていた、インサイドからクラブを下ろすための練習法を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号で特集されていた、インサイドからクラブを下ろすための練習法を実践!

この記事で練習法を教えてくれているアマチュアの方も、やはり最初はまったくボールがつかまらず、飛距離も出なかったらしいです。初心者あるあるですよね。しかしこの方は、つかまる球が打てるようになったことで飛距離が伸び、ラインも出せるようになり、すぐに70台でラウンドできるようになったとのことです。そのボールをつかまえるための練習というのが「フルクローズショット」と「フルオープンショット」。これは2つともインサイドからクラブを振り下ろすための練習なのですが、まずは「フルクローズショット」からやってみます。

画像: フルクローズショットのスタンス(左)と、フルオープンショットのスタンス(右)。極端にやることが大事

フルクローズショットのスタンス(左)と、フルオープンショットのスタンス(右)。極端にやることが大事

やり方は簡単で、極端にクローズに構えてからインサイドアウト軌道でボールを打つんです。当然ボールはターゲットラインよりも右に打ち出し、強烈なフックになるようにします。とにかくスタンスもストロークの軌道も極端にすることがコツだそうです。

画像: ターゲットラインよりも必ず右に打ち出す。かなりインサイドアウトに振らないといけない

ターゲットラインよりも必ず右に打ち出す。かなりインサイドアウトに振らないといけない

やってみましたが、意外と右方向に打ち出せないっす。本当に極端にインサイドアウトに振らないといけないのですが、おそらくそれができていないんでしょう。やっぱ元がスライサーなので、どうしてもインサイドからクラブを振り下ろすという動きがイマイチしっくり来ないんです。クラブを右前方に放り投げるくらいの意識で振らないとダメなようです。あと、上体が左に突っ込まないようにすることも大事。左に突っ込んでしまうと、右に打ち出せないうえに、左に出て左に曲がるような球になります。

画像: 上体が突っ込んでしまったり、わきが空いてしまうと右には打ち出せない

上体が突っ込んでしまったり、わきが空いてしまうと右には打ち出せない

慣れてくると、右に打ち出してけっこうなフックボールを打てるようになりました。この感覚がインサイドからクラブを振り下ろしてボールをつかまえるという感覚なんですね。インサイドアウト軌道の練習としては、これはけっこう良いんじゃないかと思います。

次に「フルオープンショット」。これはクローズとは逆に、極端なオープンスタンスでボールを打つ練習。ボールをつかまえるのにクローズで打つというのは理解できますが、オープンスタンスで打つというのはどういうことなんでしょうか?これもボールを右に打ち出すことが大事だそうです。この練習では体の右サイドでボールをとらえるという感覚がわかるのだとか。

画像: フルオープンショットも必ずターゲットラインよりも右に打ち出す

フルオープンショットも必ずターゲットラインよりも右に打ち出す

やってみましたが、これもけっこう難しい。クローズの場合と一緒で、少しでも上体が突っ込むと右には打ち出せません。また右ひじが体から離れてしまうとクラブがアウトサイドから入るので、ボールは左に出てしまいます。右わきを締める感覚で、かなりインサイドから振るイメージだと右方向に打ち出せました。体の右サイドでボールを打つというか、さばくようなイメージだと上手くいきました。それでさらにボールをつかまえてフックを打つとなると、けっこう難しいですね。でもこれができるようになると、体の右側でボールをつかまえるという感覚がわかってくると思います。

画像: わきが空くとアウトサイドからクラブが入るのバリ施設右)わきを締めて体の近くを通るようにするとインサイドから振れる

わきが空くとアウトサイドからクラブが入るのバリ施設右)わきを締めて体の近くを通るようにするとインサイドから振れる

「フルクローズ」と「フルオープン」を両方ともやってみましたが、ボールをつかまえるという感覚を覚えるのにはなかなかいい練習だと思いました。やはりスウィングを変えようと思うと、かなり極端なことをやらないと体が覚えてくれないんですね。ちょっと上体がつっこみ気味でボールがつかまらないな~と思ったときは、この練習をやってみると良いと思います。つかまえるのがあまり上手くない人は、この打ち方を何球かやってから、普通のスタンスでボールを打つというのを繰り返すとだんだんつかまった球が打てるようになると思います。みなさんもぜひ試してみてください!

「気になる」が満載!『週刊ゴルフダイジェスト』の記事は「Myゴルフダイジェスト」で!

This article is a sponsored article by
''.