ゴルフあるあるの「ドライバーがいいとアイアンが当たらない」現象はなぜ起こる? 週刊ゴルフダイジェスト11/22号で紹介されていたその原因と解決法を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた。

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフあるあるで、ドライバーの調子がいいと、アイアンが当たらないなんてのがあります。これって、本当にありがちで、両方とも調子がいいなんてことはそうそうないですよね。逆に両方とも調子悪いってのはよくあるんですよね~。困ったもんです。

ドライバーとアイアンって、ティーアップして打つクラブと地面から打つクラブという違いがあるから、どっちも調子良くならないのかな? とは思うんですが、具体的にはどこがどう違ってくるのでしょうか? そしてその直し方ってあるんでしょうか? ちょうど週刊ゴルフダイジェスト11/22号に「ドライバーがいいとアイアンが当たらないのはナゼ?」という記事があったので、そこに書いてある調子の揃え方をやってみました!

画像: ドライバーがいいとアイアンが当たらないのはナゼ? 週刊ゴルフダイジェスト2022/11/22号の特集で紹介されていた解決法を実践!

ドライバーがいいとアイアンが当たらないのはナゼ? 週刊ゴルフダイジェスト2022/11/22号の特集で紹介されていた解決法を実践!

この記事で解説をしてくれている伊丹大介プロによると、ドライバーとアイアンの調子が裏腹なのは「最下点のズレ」が原因ということです。ドライバーがナイスショットになるときはボールよりも右に最下点がありますが、アイアンの場合はボールよりも左に最下点が来ます。ドライバーの調子がいい日は、最下点が右になっているわけで、そのままの感覚でアイアンショットをするとダフったり、トップしたり、飛距離が出なかったりってことになるわけです。

逆にアイアンが調子がいいときには最下点が左になっているので、ヘッドがダウンブロー気味にボールにコンタクトすることになり、左右に曲がったり、球が上がらなかったりするということなんです。ドライバーショットとアイアンショットはお互いが影響しあって最下点がズレてしまうんですね。なるほど、それでなかなか両方とも絶好調! ってことにはならないわけですね。

画像: (左)アイアンで最下点が右に来るとミスが出る。(右)ドライバーで最下点が左に来るとミスになる

(左)アイアンで最下点が右に来るとミスが出る。(右)ドライバーで最下点が左に来るとミスになる

この記事では伊丹プロが最下点の狂いを修正する方法を教えてくれているので、やってみました。まずはアイアンが当たらないときの最下点の直し方。

アイアンが当たらないということは、最下点がボールの右に来ているわけですから、これをボールの左にすればいいわけです。そのためにはいくつかの素振りをするといいようです。まずはクラブが地面に接地する点を確認しながらする素振り。これは単純で、ボールよりも左の地面にソールが当たるように素振りをするだけです。

そしてもうひとつが右かかとを浮かせたままの素振り。こうすることで左足体重でのショットができるようになり、最下点がボールの左に来るようになります。左足下がりの傾斜で素振りするのも同様の効果があるようです。ドライバーショットのあとにこれらの素振りをすれば、体の中に残っているドライバーショットの感覚をリセットして、アイアンモードのスウィングにチェンジすることができるんですね。

画像: 右かかとを浮かせたまま素振りをすると、左足体重のスウィングになり、最下点がボールの左になる

右かかとを浮かせたまま素振りをすると、左足体重のスウィングになり、最下点がボールの左になる

さっそくやってみましたが、たしかに最下点が左に来る感覚がよくわかるし、左足体重でダウンブローにボールをとらえることができるようになりますね。そもそもあおり打ちのクセがある人にもこの素振りは効果ありそうです。アイアンショットを打つ前に2回くらい右かかとを浮かせた素振りをすると、かなりダウンブローが意識できると思います。

次にドライバーが当たらないときの最下点の直し方。これもまずは素振りです。アイアンのときとは逆に左かかとを浮かせたままの素振りです。これをやるとアイアンショットで左に寄っていた最下点が右に戻ります。

画像: 左かかとを浮かせたまま素振りをすると、最下点がボールの右になり、自然とアッパー軌道になる

左かかとを浮かせたまま素振りをすると、最下点がボールの右になり、自然とアッパー軌道になる

しかし、もっと簡単に最下点が右に戻る方法があるそうなんです。それが、アドレスでヘッドをボールから離して構えるというもの。ヘッドひとつ分くらいボールからヘッドを離して構えれば、自然とやや右足体重のアドレスが作れるので、インパクトで頭を右に残してスウィングをしやすくなります。

こちらもやってみましたが、やはり素振りはけっこう効果ありそうです。ボール右の最下点からアッパー気味にインパクトするというイメージが作りやすいです。ドライバーの調子がイマイチのときは、ティーショットの前にこの素振りをやると効果があるんじゃないかと思います。

画像: ヘッドひとつぶんくらいボールから離して構えると簡単に最下点を右にすることができる

ヘッドひとつぶんくらいボールから離して構えると簡単に最下点を右にすることができる

ボールからヘッドを離すアドレスですが、これに関しては、僕はずっとボールからヘッドを離して構えているので、特別効果は感じませんでした。クラブが上から入ってしまう人にはいいんじゃないかと思いますので、一度試してみてください。

最後にラウンド前の練習場でできる最下点の調整方法をやってみました。これはタオルを使う方法(僕はヘッドカバーでやりました)なのですが、とても簡単。ドライバーショットの場合はボールの30センチ左にヘッドカバーを置いてボールを打ちます。

画像: ヘッドカバーやハンドタオルをボールの左30センチくらいのところに置き、ドライバーショットをする

ヘッドカバーやハンドタオルをボールの左30センチくらいのところに置き、ドライバーショットをする

こうすることで自然と最下点がボールの右に来て、ややアッパーに打つイメージが出ます。アイアンの場合はボールの30センチ右にヘッドカバーを置いてボールを打ちます。これで最下点をボールよりも左にすることができます。

画像: ヘッドカバーやハンドタオルをボールの右30センチくらいのところに置き、アイアンショットをする

ヘッドカバーやハンドタオルをボールの右30センチくらいのところに置き、アイアンショットをする

これもやりましたが、これは効果抜群!練習前にこれをやっておけば、ドライバーとアイアンの最下点をイメージすることができ、ラウンド中のスウィングにもいい影響がありそうです。一度お試しあれ。

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