11月24日から高知県で開催される男子ツアー、カシオワールドオープンは、来シーズンのシード権が決定する大事なトーナメント。そこに17年前、16歳の女子高生プロが出場していた!

1981年に鹿児島県のいぶすきGC開聞コースで第1回がスタートしたカシオワールドオープン。当初から国内外のトッププレーヤーが参戦する国際的トーナメントとして毎年、熱い戦いが繰り広げられ、歴代優勝者には第1回のリー・トレビノをはじめ、ベルンハルト・ランガー、サンディ・ライル、ラリー・マイズら、メジャーチャンピオンも名を連ね、タイガー・ウッズが日本で初めて出場したトーナメントでもある。 

画像: 10月に33歳となったミッシェル・ウィ。"天才少女”は、高校生時代、日本の男子ツアーに参戦していた

10月に33歳となったミッシェル・ウィ。"天才少女”は、高校生時代、日本の男子ツアーに参戦していた

第25回を迎えた2005年、鹿児島から高知県のKochi黒潮CCへと舞台を移す。これはカシオ計算機の創業者・樫尾忠雄氏が高知県出身だったことによる。そしてこの年、来日した外国人選手のひとりが当時16歳の高校生、ミッシェル・ウィだった。全米女子アマ・パブリックリンクスを史上最年少の13歳で制し、この年10月にプロ転向したばかり。身長183センチ、平均飛距離300ヤードの〝天才少女〞の出場に、迎え撃つ日本の男子選手は「隣に立ちたくない」「一緒にやりたくない。絶対にドライバーで置いていかれる」とざわついた。結果は予選落ちだったが、翌年も来日し2年連続出場を果たしている。ウィは07年にスタンフォード大学に進学し、12年に卒業。14年の全米女子オープンを含む通算5勝を挙げているが、今年6月の全米女子オープン開催前にツアー撤退を発表。来年、ペブルビーチで開催される全米女子オープンを最後にキャリアにひと区切りをつけるという。

さて、昨年のカシオワールドオープンでは、堀川未来夢が2年ぶりツアー2勝目を挙げた。賞金ランキング65位までのシード権争いは16人の初シード選手が誕生した一方で、25人もがはじき出された。今年は、どんなドラマが生まれるのだろうか?

画像: 2005年からカシオワールドオープンの舞台となっているKochi黒潮CC。トーナメントでは黒潮Cの1~5番、15~18番と太平洋コースが使われる

2005年からカシオワールドオープンの舞台となっているKochi黒潮CC。トーナメントでは黒潮Cの1~5番、15~18番と太平洋コースが使われる

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