ほかのメーカーとは違い都心に本社を置くことなく、ずっと日本のゴルファーのためのクラブ作りを第一に考えてきたフォーティーン。いまのフォーティーンを見るとこれからのゴルフクラブメーカーに必要とされることが見えてきた。
画像1: ゴルファーの気持ちがわかってる! 「フォーティーン」から伝わるメーカーのホスピタリティ

群馬県は吉井町にヘッドオフィスを構えるクラブメーカー、「フォーティーン」。最近ではカッコいいクラブを使って上手くなりたいというゴルファーのために使ったアイアン「TB-5 FORGED」が、アマチュアの心をガッチリとつかみ、ヒット作となった。

一般的なメーカーのサイクルでいうと、そろそろ「TB-5 FORGED」の後継モデルが出てくる時期であるが、後継モデルは出てこず、いまも安定した売れ行きを誇っている。なぜか? それは「TB-5 FORGED」のコンセプトを見れば明らかだ。

フォーティーンは新しいクラブを企画、開発するときターゲットプレーヤーをとても明確に設定する。この「TB-5 FORGED」の場合はというと、

「やさしく軟鉄鍛造アイアンでプレーしたいというゴルファーの想いに応えて機能追求した理想のモデル」なのだという。

ゴルファーというもの、腕前、レベルに関係なく「見た目がカッコいい」つまり、プロにしか使いこなせないようなシャープなアイアンを好む。曲がらなくて、少々芯を外しても真っすぐ飛ぶけど、見た目から新機能テンコ盛りのクラブはなかなか手にしようとしない。とにかく格好いいクラブを使いたいのだ。見た目はゴリゴリの本格派なのに使ってみるとやさしいし使いこなせる、いままでそんなアイアンは市場になかなか現れなかったのだが、それを形にしたのが「TB-5 FORGED」だった。

「フォーティーンは僕らの気持ちがわかってる!」

多くのゴルファーが共感した「TB-5FORGED」はヒット。1、2年が経とうが設計コンセプトであるゴルファーの「想い」は不偏。だからその想いが集まって作られた「TB-5 FORGED」は変化してはいけないのだ。

そんな想いをもったクラブはどういうところで作られているのか? 目で確かめたくなり「フォーティーン」のヘッドオフィスを訪れることにした。

画像2: ゴルファーの気持ちがわかってる! 「フォーティーン」から伝わるメーカーのホスピタリティ

"芯を食った”エントランス

ヘッドオフィスのエントランスにはフォーティーンファンにとってはたまらないアパレルが飾られ、出迎えてくれる。クラブメーカーのアパレルなのに見てすぐに「着てみたい」と思ってしまった。ここにもクラブ作りに通じる「想い」を感じる。ちゃんとゴルファーの気持ちがわかっている、芯を食っているのだ。

画像: TFW49とコラボのフォーティーンのアパレル。クラブと同じくゴルファーなら「着てみたい」と思う衝動に駆られる

TFW49とコラボのフォーティーンのアパレル。クラブと同じくゴルファーなら「着てみたい」と思う衝動に駆られる

フォーティーンにはもうひとつ、どこのメーカーにも負けない、いちばん厳しいと言われているものがある。それは製品管理だ。重量、ライ、ロフト、キズや塗装、溝の幅に深さ、完成したヘッドはここ本社に集められ検品が行われてる。

この部署を任せられているスタッフの多くは女性だ。彼女たちの厳しい目がフォーティーンの品質の高さを維持し続けている。ちなみにチェックによりNGとされたヘッドを見せてもらうと、一見NGヘッドだとはわからない。どうしてNGになったのか? 説明を聞いてよ~く見てみないとどこがNGとわからないほどの塗装ムラだった……。

クラブを買ったときのことを想像してほしい。注文して待ちに待ったクラブが手元に届いたら、すみずみまで見るだろう。そこでもし、とても小さなキズを見つけてしまったら……。クレームの対象にもならなそうな小さな傷でもゴルファーにとってはとても悲しい出来事だ。そんな思いをした人も少なくはないだろう。「そんな思いをさせるのは嫌だ!」品質を管理するのはもちろんだが、クラブを買ってくれたユーザーの笑顔を曇らせないため、厳しい品質管理をおいているのだ。ここでも思った、やっぱりフォーティーンはわかってる……。

画像: わずかなキズでも見逃さない! できあがったヘッドをチェックするのは多くが女性スタッフ。彼女たちの厳しい目が「フォーティーン」の品質をキープしている

わずかなキズでも見逃さない! できあがったヘッドをチェックするのは多くが女性スタッフ。彼女たちの厳しい目が「フォーティーン」の品質をキープしている

「ワクワクするようなゴルフライフを『共創』します」とフォーティーンはいう。
大事にクラブを使っている人を大事にしたく、かつて購入したクラブは3年保証だったものをなんと「生涯保証」にした。さらに社員が出向いての「ラウンドしながらのひとりフィッティング」やファンミーティングなど、アイデアいっぱいの企画も実現している。ただクラブを供給するだけではなく、ゴルファーに楽しさと楽しみをもっともっと広げてもらいたいと思っているからこそできることだ。

印象的だったのは各セクションで働く人たちがみんな笑顔だったこと。この笑顔がクラブに宿り、それを使うゴルファーが笑顔になる。

ポジションは「地クラブメーカーやカスタムメーカー以上、大手メーカー未満」のフォーティーンがやり続けていることが、これからのクラブメーカーの在り方、これからクラブメーカーに必要とされるホスピタリティではないだろうか。

大事に作ったクラブを使ってくれるゴルファーが笑顔になるように、いいスコアでラウンドできるようにフォーティーンはいつも考えている。

画像: 下の階は特注のカスタムを受ける工房。文字のスタンプからライ、ロフトの調整までおこなう。シャフト、ライ角、ロフト、刻印、長さ、バランス、グリップ、ハンドスタンプまで、カスタム対応してくれる。ヘッドが仕上がるとていねいに組み立てられていく

下の階は特注のカスタムを受ける工房。文字のスタンプからライ、ロフトの調整までおこなう。シャフト、ライ角、ロフト、刻印、長さ、バランス、グリップ、ハンドスタンプまで、カスタム対応してくれる。ヘッドが仕上がるとていねいに組み立てられていく

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