「若手三人衆レッスン」その1では、飛ばし屋の岩崎亜久竜が飛ばしの秘訣を、そしてパーオン率NO.1の桂川有人がアイアンの打ち方をレッスン。今回はもう一人の日大出身プロの清水がアプローチ上達のポイントを解説する。

飛ばし屋(ドライビングディスタンス2位、11/30日現在)なのに、小技も上手いと定評のある、清水大成。アプローチでは、54度と60度のウェッジを使い分けるのがポイントだという。

アプローチのコツ:「バウンスを地面に当てて、ストレートに振ること」

画像: アドレスで、ソールがほぼべったり地面に付くように構える。そのライ角を変えないようにインパクトすると、バウンスを最大限に使えるので「刺さらない」という清水のアプローチ(撮影/有原裕晶)

アドレスで、ソールがほぼべったり地面に付くように構える。そのライ角を変えないようにインパクトすると、バウンスを最大限に使えるので「刺さらない」という清水のアプローチ(撮影/有原裕晶)

「54度は、グリーンが受けていてピンまで距離があるとか、60度だとスピンが利きすぎて『突っ込み切れないな』というときに使います。打ち方の基本は2本とも同じで、ソールのバウンスをできるだけ真っすぐ(全面が接地するように)使うようにしています」(清水)

たとえば、手首を使ってカットに打ち込もうとすると、バウンスのヒール側しか使えなくなる。

「カットに打つと、芝が削れるだけでボールが飛ばなくなるんです。ヘッドが抜けちゃう。だから、ロブショットでも、バウンスをしっかり地面に当てて、(ロフトに対して)ストレートに振るイメージで打ちます。手で打つんじゃなくて、しっかり胸を回してあげることが大事です。あとは打ち急がないこと。切り返しでグッと加速させるんじゃなくて、同じ力感でフォローまで振ると、スピンとキャリー、ランが安定します」(清水)

清水が意識しているバウンスの地面の当て方をマスターすることが、アプローチ上達のポイントになりそうだ。

また、清水は、ライや状況によって、番手や打ち方を微妙に変えている。

「転がしでは8番アイアンを使って、ボールを右に置き、ロフトを立てて、パター感覚で打ちます。ベアグラウンドのようなライでは、クラブを短く握って、ボールに近づいて、ヒールアップさせてボールをクリーンに打つようにしています」(清水)

状況判断もアプローチの上達には欠かせないのだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2022年12月6日「日大ヤングガイズ得意クラブLESSON」より一部抜粋

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