年末年始の休みの時期、冬ゴルフに行きたい気持ちがありつつも自宅で家族との時間をゆったり過ごす、というゴルファーも少なくないはず。そこでJJコーチにビギナー・経験者問わず自宅でできる、家族とも楽しめるスウィングの特別な練習法を教えてもらった。
用意するのはサッカーボールやクッションなど、何か投げやすいもの。「これを2人で平行に並んで横方向でキャッチボールするだけです」とJJコーチは続ける。
「相手側に投げるときの動作がスウィングのフォロースルーの方向性や力を入れるタイミングをチェックするための練習として有効なんです。投げる勢いをつけるタイミングが早すぎれば地面に向かって投げてしまいますし、投げる方向がインサイド、またはアウトサイドに傾き過ぎると全然違う方向に飛んでしまうんですよ。動きがあるぶん感覚的にわかりやすいし、ちょっと変わったキャッチボールなのでお子さんと遊びながら練習できますよ」（JJコーチ、以下同）
平行に並んだ2人で横向きにキャッチボールしてみよう。横に投げる際の動きが、フォロースルーの動きにつながる
もうひとつ、切り返しでの力を入れ方・体の動かし方を学べる練習法も教えてもらおう。
「トップの形を作った状態で止まって、手元が下がらないように下から手で押さえてもらうんです。その状態から、左肩か左腰、あるいは両方の力を使ってクラブを下ろす動きをしてみてください。腕の力を使わずに下ろすのがポイントで、下から手元を抑えられている状態だと、もし腕で下ろそうとしても力が入りづらくて下ろせないのですが、腰やお腹といった大きい筋肉を使うと下ろせるわけです。体を使ってクラブを下ろす感覚を養う練習というわけですね」
手元が下がらないよう押さえてもらった状態で、クラブを下ろしてみよう。腕の力でなく、腰やお腹といった大きい筋肉を意識して使うのがポイントだ
2つ目の練習法は遊びの要素はないが「他に人がいなくとも壁などで、手で押さえてもらう役を代用し、力の入れ方を確認できるのもポイントですよ」とJJコーチ。年末年始、お家で過ごす際にぜひ試してみてはいかがだろうか。
切り返しの練習の手で押さえる役は、壁などでも代用できる
協力/Tom's Bishon草加店
