みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。冬になるとゴルフが難しくなりますよね~。芝が薄くなることでショットが難しくなるということもあるのですが、僕が一番嫌なのは「風」。風が吹くとスピン量が多めの僕としては本当に困っちゃう。ボールは曲がるし飛ばないし。
週刊ゴルフダイジェスト2023年1/3号の連載漫画「江連忠 新・モダンゴルフ」には風が強いときには重心を下げて下半身をどっしりさせて打ちましょうと書かれていました。重心を下げるための練習方法も書かれていたので試してみました。
江連プロによると風が強いと体が揺れてバランスが悪くなり、ミート率が悪くなるそうです。そうなると上手く当てなきゃという気持ちになり余計に力むわけです。で、ますます当たらなくなるという負のスパイラルに陥るんですね。そうならないためには重心を下げて立ち、下半身をどっしりさせることが重要ということです。そのための練習方法がいくつかあったのでやってみました。
まずひとつ目はキャディバッグなどの重いものを持って構えるというもの。少しスウィングのように左右に軽く振ってみるのがいいようです。そうすることで自然と腰が入って重心が下がるので、その重心が下がった状態でアドレスをするのがいいそうです。
やってみましたが、たしかにしっかりと重心が下がってないと体がフラフラとなってしまいますね。かなり下半身をどっしりさせるという意識が必要です。重心を下げる練習としては悪くなさそうですが、コースではできないし、バッグの中身を全部出したりがちょっと面倒かな~。メディシンボールのようなものがあるといいかもしれません。
バランスの悪いところに立つというのもいい練習になるそうです。江連プロが教えている選手たちはバランスディスクに乗ってボールを打ったり、バランスボールに座って打ったりしているのだとか。ちょうどバランスディスクがあったのでやってみました。
これはプロがやっているところを動画とかで見たことがありますが、やはりけっこう難しいですね。僕なんかはバランスディスクの上でアドレスするだけでもグラグラします。ボールを打とうとしても、大振りをすればまともに打てないし、上体が浮いてしまっても打てません。かなり下半身を意識して、少し踏ん張るようにしないと難しいです。最初からボールを打つのはハードルが高いので、素振りから始めるのが良いと思います。バランスディスクを持っている人は一度やってみてください。
上の2つは道具が必要な練習方法でしたが、道具を使わず簡単にできる方法も載っていたのでやってみました。それが「片足素振り」。片足で立って素振りするだけというシンプルな方法なので、いつでもどこでもできますね。これもやってみましたが、グラグラしてなかなか上手く振れません。足の裏のどこに体重が乗っているのかをしっかりと感じながら振ると、少しうまく振れるようになりました。右足1本での素振りと左足1本での素振りを両方やって、それから普通にスウィングすると、片足素振りをやる前よりは足の裏が地面にしっかりと足がついているような感覚が少しあるような気がします。ラウンド中に「今日は少し体が浮いてるな~」と感じたときには、片足素振りをやると効果があるかも?
風が強いラウンドのために、いくつか重心を下げる練習方法をやってみましたが、重心を下げるということは風の強いときはもちろん、スイングの安定にもつながりますね。しかしどの練習もすぐに効果が現れるようなものではないので、普段の練習に取り入れて、コツコツとやることが大事なんじゃないでしょうか。続けていけば体感が鍛えられ、どっしりとしたアドレスができるようになると思います。
江連プロは漫画の中で風の強い日の打ち方として、大きめのクラブでのコントロールショットをすすめていました。大きめのクラブを持って短く持ち、ボールは半個から1個分右において打つといいようです。普段から5番アイアンや6番アイアンを使って、ライナーボールを打つ練習をしておくといいそう。短く持って打つので、軸ブレもしにくくなるということです。重心を下げる練習と一緒にコントロールショットの練習もして、冬のゴルフに備えましょう!