シード選手として2年目のシーズンを終えた菅沼。優勝こそなかったが、メルセデスランキング8位と大躍進を遂げた。出場33試合でトップ10フィニッシュは15回。平均ストロークは6位と、1年を通して安定した成績を残した。笑顔が絶えなかった菅沼の2022年を写真で振り返ろう。
気心の知れたカメラマンにピース、向けられたレンズにピース、ファンからの声援にピース……。試合中もサービス精神を忘れないのが菅沼流だ。
細身でも飛ぶ、このギャップがゴルフファンを虜にするのか。コロナ禍が落ち着いて、ギャラリーが会場に入れるようになったこともあるが、菅沼はギャラリーを大勢引き連れるようになった。
飛距離の土台になっているのが、キックボクシングを取り入れた体幹トレーニング。股関節の可動域を広げたことで、飛距離が伸びているという。
伸びているのは飛距離だけでない? 写真を撮られるのが大好きな菅沼は、試合中でもコース外でも、つねに撮られることを意識している。モデルとしての伸びしろも大いにありそうだ。
平均飛距離が38位でトータルディスタンスは12位と、ティショットの安定感は1年間の数字が物語っている。笑顔で2打目地点まで歩いて行ける余裕があるのも頷けるところ。
22年シーズンが終わり、23年シーズンに向けて、またトレーニングや練習に邁進していくことだろう。