山下は堂々たる年間女王だった。5月までは3試合連続予選落ちをするなど不安定さもあったが、6月のサントリーレディスで優勝すると、ここから10月の日本女子オープンまで13試合連続トップ10フィニッシュ。最終戦も有終の美を飾り、年間5勝を挙げて、年間獲得賞金は2億円を突破。強さを見せつけた山下の1年を写真で振り返ろう。
![画像: 1Wを思い切りよく振り抜いて、ボールの行方を見守る山下(撮影/岡沢裕行)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2022/12/27/2fc46880b1dd284e0ce9d923f29d9a8aecee06e7.jpg)
1Wを思い切りよく振り抜いて、ボールの行方を見守る山下(撮影/岡沢裕行)
身長が150センチと小柄な山下の平均飛距離は約236Yで47位。それでも、パーオン率は75%を超えるツアーナンバーワン。平均ストロークも日本人選手として初めて70のカベを破った。
![画像: ミヤギTV杯で今季3勝目を挙げて、ツアー仲間と喜びを分かち合う山下(撮影/岡沢裕行)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2022/12/27/9bf515079602c7b7a3c12228844caa196ffa6f90_xlarge.jpg)
ミヤギTV杯で今季3勝目を挙げて、ツアー仲間と喜びを分かち合う山下(撮影/岡沢裕行)
3勝目を挙げたミヤギTV杯は圧巻だった。初日にツアー新記録の60を樹立! 12個のバーディを積み重ね、ショット、パットともに山下の総合力を遺憾なく発揮した。
![画像: 最終戦は、勝みなみとのプレーオフを制した(撮影/岡沢裕行)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2022/12/27/e29783452323a6a0ffbbc11ea90afb8976b515b0_xlarge.jpg)
最終戦は、勝みなみとのプレーオフを制した(撮影/岡沢裕行)
伊藤園レディスで4勝目を挙げて、21歳と103日で、史上最年少女王を決定づけた山下は、最終戦も制して、今季5勝目を挙げた。
![画像: キャディにもたれながら、涙を流す山下(撮影/岡沢裕行)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2022/12/27/d5e4566c1ed0199105b9847cbaf5bfefa7ee49eb_xlarge.jpg)
キャディにもたれながら、涙を流す山下(撮影/岡沢裕行)
最終戦、優勝が決まると「キャディさんと取った優勝。プレーオフは初めてであまり覚えていなかった」と、達成感で涙を流した。
![画像: スタートホールで、コースに会釈する山下(撮影/岡沢裕行)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2022/12/27/2477a017411816bc20660425f865c888a43b529d_xlarge.jpg)
スタートホールで、コースに会釈する山下(撮影/岡沢裕行)
山下は、スタートホールで、コースに向かって会釈をする。こういった一面からも人柄の良さが伺われる。
「プロを目指す子どもたちに尊敬される選手になりたい」という山下。
23年は「今年(22年)の自分越え」を公言する山下。開幕ダッシュが楽しみだ。