目指せ1ラウンド30パット!ストロークが安定しないと嘆くアマチュアゴルファーにパッティング専門コーチ・橋本真和に、自宅のパターマットでできる効果抜群の簡単練習法を教えてもらった!

2022年のプロテストに合格した小暮千広をはじめジュニアからアマチュアゴルファーまでパッティング指導をしてきたパッティングコーチの橋本真和。埼玉県越谷市にある「越谷ゴルフリンクスプライベートスタジオ」で様々な計測器を使ってパッティングを研究する橋本コーチにパッティング上達のカギとなる自宅でできる練習ドリルを教えてもらった。

振り幅が小さいためあまり意識しないが、スウィングにプレーンがあるように、パッティングにもプレーンがある。

橋本真和コーチいわく「ストロークがパットプレーンを外れなければ、狙った方向に打ち出せる可能性は高まります。逆にプレーンが乱れると、正しい方向を向いてもそこに打ち出せない。プレーンが乱れるアマチュアゴルファーは多いですね」(橋本真和コーチ、以下同)。

プレーンの乱れは、例えばテークバックやフォローでひじが引けたり、手首の使いすぎで起こる。フェースの向きがズレるのはもちろん、プレーンを伴う円の中心とヘッドの距離が変わると、ストローク軌道やヘッドの入射角が変わって打ち出し方向が狂ってしまうのだ。

V字に開いたスティックを両脇に挟んでストローク練習

「パットプレーンを安定させるにはアライメントスティックを使った練習が効果的です。スティックを2本用意し、端から3分の1程度の長さのところを輪ゴムで留めます。そして長い側をV字に開いて両脇に挟んだら準備完了。スティックでできるV字をキープしたままストロークするだけです」

画像: アライメントスティックの端から3分の1程度の長さで輪ゴムで固定し、両わきに挟んで、パットの素振りをするドリル。これでストロークが安定すると橋本コーチ

アライメントスティックの端から3分の1程度の長さで輪ゴムで固定し、両わきに挟んで、パットの素振りをするドリル。これでストロークが安定すると橋本コーチ

やってみるとわかるがスティックの介添えがあるとパットプレーンに沿って振れる。ひじが引けたりアウトサイドやインサイドに振るとスティックのせいで動きづらくなるのだ。

「ストロークする際に、両手の甲を外側に押すようにしてスティックに圧をかけるとさらに効果的です。上腕部が外旋して脇がキュッとしまって、いわゆる両脇が正しく締まった状態になり、腕と体が同調します。スティックの結び目が真っすぐ動くのもポイント。腕を捻らなくてもフェースが開閉することを確認しましょう」

こうするとプレーンを外すのが難しいくらいになり、パットプレーンがイメージできるので、実戦でもそれをイメージしてストロークすればいい。自然に大きな筋肉が使われるせいか、続けて振っていると体がポカポカしてくるはずだ。

「中にはこの動きに釣られて下半身が動く人もいます。そんな人は重心を下げ、どっしりと構えるように心がけてください」

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