3月2日から4日間の日程で開催される国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。水曜日のプロアマ大会の18番パー5で297ヤード飛ばしたのは一体誰?みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が現地からレポート。

いよいよ明日3月2日から国内女子ツアーが開幕します。5年ぶりに開催されたプロアマ大会の天候は晴れ、気温22度と絶好のゴルフ日和になりました。久しぶりの華やかなプロアマ大会が行われている中で、18番パー5のティーイングエリアから何名かの選手の飛距離を計測してみました。

画像: クラブを一新し通算5勝目を目指す原英莉花

クラブを一新し通算5勝目を目指す原英莉花

18番はほぼストレートで100メートル先で2メートル上がる程度のわずかな打ち上げですが、風は軽いフォローが吹いていました。ティーイングエリアからレーザー計測器を使ってセカンド地点の選手までを計測しました。残念ながら、葭葉ルミと勝みなみ選手は右のラフ方向に飛び、あごの高いバンカー越えになったため計測不可能になってしまいました。それではピックアップした数名の選手の飛距離を見てみましょう。

21年秋のプロテストにトップ合格し、同期の川崎春花選手のメジャー優勝を機に「#次は私」と翌週に初優勝を飾った尾関彩美悠選手。オフは体力面の強化とショートゲームを磨いてきたといいます。スリクソンZX5ドライバーでの飛距離は、248ヤードでした。

画像: 昨年はルーキーで初優勝を飾った尾関彩美悠は248ヤードを飛ばした

昨年はルーキーで初優勝を飾った尾関彩美悠は248ヤードを飛ばした

続いて、クラブ契約をフリーとし、ピンG430MAXを使用する大里桃子選手は258ヤード。安定感が増したことでフェアウェイからピンを攻められると好調のようです。

新コーチに師事し、体に負担の少ないスウィングに改造中の稲見萌寧選手は、キャロウェイ・ローグSTを使用し267ヤード。ニュートラルなクラブ軌道にしたことで曲がり幅の狭いフェードで飛距離も伸びているようです。

画像: 奥村竜也新コーチに師事しパーオン率1位奪還を目指す稲見萌寧は267ヤードを飛ばした

奥村竜也新コーチに師事しパーオン率1位奪還を目指す稲見萌寧は267ヤードを飛ばした

ここからベスト3を発表します。3位は渡邉彩香選手。ブリヂストンのB2ドライバーで打った飛距離は282ヤードと280ヤードを越えてきました。高い弾道でフォローの風にも乗り、右のラフギリギリまで飛ばしていました。昨年は最終日の終盤まで優勝争いをした相性の良い大会なので今週も上位で争う姿が見られそうです。スウィングを改造する中でフェードの曲がり幅が少なくなったことも注目です。

画像: スウィングを改造しフェードからドローに球筋もチェンジした渡辺綾香は282ヤードを記録

スウィングを改造しフェードからドローに球筋もチェンジした渡辺綾香は282ヤードを記録

2位は、コブラLTDx LSを投入する原英莉花選手。飛距離は283ヤードでした。オフのテストでトラックマンの数値でキャリー265ヤードを記録したといいますから、この飛距離にも納得できます。ドライバーを気に入ったことで、アイアンまでコブラのモデルを採用しクラブセッティングは大幅にチェンジしての開幕戦となります。

画像: コブラLTDxLSを投入し283ヤードを飛ばした原英莉花

コブラLTDxLSを投入し283ヤードを飛ばした原英莉花

そして第1位はキャロウェイのパラダイム♦♦♦を使用する穴井詩選手。飛距離は圧巻の297ヤードでした。昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の土曜日のプレー終了後に行われた、JLPGA公認のドラコン大会でも302ヤードを飛ばし、勝利したのをこの目で見ていましたので、驚きはしませんが、すごい飛距離ですよね。

画像: 圧巻の297ヤードを記録した穴井詩はキャロウェイのパラダイム♦♦♦を投入する

圧巻の297ヤードを記録した穴井詩はキャロウェイのパラダイム♦♦♦を投入する

穴井選手の飛距離を生かしたプレースタイルは一見の価値ありますので、チャンスがあればぜひ会場でご覧ください。

いよいよ開幕しますが、山下美夢有選手を筆頭としたシード選手たちに挑む、昨年のプロテストに合格しQTを勝ち上がったルーキーの荒川怜郁、神谷そらや、ステップアップツアー女王の櫻井心那、シード権復活を目指す若林舞衣子、柏原明日架などなど注目すべき選手が目白押しです。お見逃しのないように!

写真/中村修

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