アマチュアゴルファーを悩ませるFWの番手の組み合わせ。ギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が、最適番手を教えてくれた。

クラブフィッターの小倉です。今回のテーマはフェアウェイウッド(以下FW)です。皆さんのお使いのFWは、どういった構成になっていますか?1~2本の方が多いと思いますが、1本の方は、5W、2本入れている方は3W、5Wの組み合わせが多いと思います。

FWはツアープロのセッティングに組み込まれていることが多い3Wと5Wが注目されがちですが、個人的に一般的なアマチュアゴルファーには、7Wが良いと思っています。

FWは芝から直接打つクラブの中で、距離が必要なときに使われるクラブですから、少しでも飛距離の出る番手を使いたくなる気持ちはよくわかります。ですが、FWの中では長さが短めで、ロフトの多い7Wは安定感が高く、一定の距離を打つにはとても有効な番手。すでに7Wを愛用している女子プロは一定数いますし、PGAツアーの世界でも一部の男子プロが7Wを使用しています。

最近は、ヘッド自体の性能やボールの進化により、余計なスピンが入りづらくなっていることもあり、自然と高さの出せるクラブは、プロの世界でも注目度が高まっています。アマチュアよりも結果を求められる世界のゴルファーたちが使っているのですから、我々も使わない手はないでしょう。

FWが苦手な方こそ7Wは一度使ってもらいたいですね。飛距離が出ないイメージがあるかもしれません。しかしモデルにもよりますがウッド型UTの最もロフトの立ったモデルより少し飛ばないぐらいです。それでいて7Wの方が、はるかに高さが出ます。

またつかまりが良いところもおすすめしたい点のひとつ。アマチュアの大きな悩みである右へのミスを軽減してくれます。絶対的に飛距離が欲しいなら別ですが、FWを上達したい、苦手意識を克服したいと考えるなら理想のクラブだと思います。

7Wを検討するにあたって、気をつけたいのがクラブの総重量。ドライバーと比べて、30g前後重いモデルを購入すると、適正なウェイトフローになりやすいです。最近は、グリップなどで簡単に10gは重さが変わってしまうので、グリップの重さなどもチェックしておくと良いですよ。

画像: 「ヘッドやボール性能によって、余計なスピンが入りづらくなった最近の7W。ぜひ試してもらいたいですね」(小倉)

「ヘッドやボール性能によって、余計なスピンが入りづらくなった最近の7W。ぜひ試してもらいたいですね」(小倉)

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