アリゾナ州スーパースティションマウンテンGCの2番492ヤード、パー5で笹生は残り217ヤードを直接カップに沈め、アルバトロスを達成した。
最終結果は23位タイと振るわなかったが、めったに見られないアルバトロスでファンを喜ばせた。
ところが大会前日のプロアマトーナメントに出場したアマチュアの男性もアルバトロスを達成したことがわかり、SNSは大騒ぎ。
プロアマはテレビ中継されないが、たまたまゴルフチャンネルの撮影クルーがテストのためカメラを回していたところアルバトロスの瞬間をとらえ、その映像をSNSに投稿したのだ。
何番ホールか定かではないが、フェアウェイから男性が放った打球はグリーン手前のバンカーを越え、左サイドのカップにスルスルと吸い込まれた。打った男性は帽子を放り投げ飛び上がって喜びを表現すると、同組のプレーヤーと次々ハイタッチ。
「100万から200万回に1度」といわれるアルバトロスが同大会で2回、しかもそれがテレビカメラに収められていた奇跡に驚きの声が。
アルバトロスといえば、98年に中日クラウンズの1番パー4でホールインワンを達成した中嶋常幸。ティーショットを1打でカップに沈める"スーパーアルバトロス"をマークした。
また、女子ツアーでは07年のミズノクラシックでアルバトロスを達成し賞金女王に輝き、翌年の米ツアー参戦権を手に入れた上田桃子が有名だが、アルバトロスといえばやはり有村智恵。
11年のスタンレーレディス初日にアルバトロスとホールインワンをダブルで達成。当時、「3万年に1度の奇跡」と騒がれた。
有村にとって生涯2度目のアルバトロスだった。
アルバトロスのニュースが流れるたびに、“伝説のアルバトロス”を思い出すゴルフファンは多いだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日「バック9」より