「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」開催の花屋敷GCよかわコース
今週は、兵庫県の花屋敷GCよかわコースで「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」が始まります。コースはややアップダウンのある丘陵コースで、打ち上げのホールも多くグリーン手前に外すと砲台グリーンへのアプローチ、奥に外すと下りのアプローチが残ります。
グリーン周りからSWの刃を使うアプローチ
まだ芝が生えそろっていないグリーン周りからアプローチしていた林菜乃子選手に注目してみました。グリーンの奥にこぼしたアプローチをSWの刃(リーディングエッジ)を使って転がして寄せていました。終わってから電話で聞くと「パターだと芝の影響があって転がりが一定しないんですが、SWの刃で打つとほとんど影響を受けずにスムーズに転がってくれるんです」と教ええてくれました。
よく見ると、アドレスでフェースを浮かせてボールの赤道付近にリーディングエッジを合わせて構えています。左腕とクラブが一直線になるように握り、やや左足体重をキープしたままパットのストロークと同じように手首の動きを使わずに打っています。
多少練習は必要ですが、コツをつかめばダフる心配はありませんのでミスは少なくなるでしょう。あとは距離感ですが、グリーンエッジの芝の影響をほとんど受けないので強く打つ必要はありません。自宅のパターマットで練習すれば感覚はつかめるはずです。
春先のこの時期には”使える”アプローチになるでしょう。
林菜乃子選手は、「ゴルフダイジェスト・ジュニアカップ」で当時高校2年、3年の2015年・16年を連覇し注目を集めていました。まだシード権を獲ったことはありませんが、今季はシード権獲得と初優勝を目指して頑張っています。その林選手も26歳となり技術力もメンタルも向上し優勝争いする日も近いと思っています。
6ホールついて歩きましたがドライバーもアイアンショットも好調な様子。今週辺り上位に顔を出してくるのではないでしょうか。引き続き注目していきましょう。