時間を有効に使えば、スコアはまとまる
突然ですが、ゴルフの技術とプレーのスピード。これは関係あると思いますか?
「そりゃ打数の少ない上級者のほうがプレーの時間は短くなるでしょ」とか「下手なヤツは早く打てってこと?」などという声が聞こえてきそうですが、今回お伝えしたいことは、「早くプレー出来るゴルファーには"好プレーヤー"が多い」ということです。
私がプレーを見ていて気になるのが、「もっと有効に時間を使えばスコアもまとまるのに」というプレーヤーが多いことです。
プレー中やプレーの前に無駄な動きが多く、時間の使い方が上手くないプレーヤーは、やはりスコアもまとまりにくいと感じます。
実際のケースを紹介していきましょう。
その1 情報収集のタイミングは効率よく!
次のショットを打つまでの準備。上手いプレーヤーはボールに近づく前から様々な情報収集を始めています。およその距離や風向き、ホールロケーション、ボールのある位置に到達する前に把握できることは沢山あります。
そうすると前もって得た情報を整理する時間も作れますし、番手選びも短時間で的確に出来るようになります。
グリーンに向かう時も、大まかな地形の特徴を掴んでおけば、ラインの決定も早く出来ます。
何事も効率よくすれば、プレーに余裕が生まれるのです。
その2 ラウンド中の携帯品の管理はしっかり!
出来ているようで、出来ていないのが、この「携帯品の管理」。
ショット直前になってティーを探してみたり、予備の球をポケットに入れていなかったり。はたまた、グローブやキャップなどをどこかに置いてきてしまったり。
そうしたことが原因で、余裕がなくなり、集中力を欠いたり、あわてたりして、やらなくてもよいミスをしてしまう。こういうミスは防げますよね?
その3 スタート前の時間は余裕を持つ!
スタート時間から逆算して何分前に何をするか、というスケジュール管理が出来てない。
「あ、もうこんな時間! ああパット練習出来なかった。」
これではもうスタート前からネガティブ要素を背負い込むようなもの。それなりの結果を望むなら、きっちり時間の管理をすることが大切です
その4 歩くルートや、クラブの出し入れも効率的に!
グリーンサイドなどでクラブやパターカバーなどを何も考えないで置いてしまう人は注意が必要です。ちゃんと次のホールへの導線を考えて置いていけば、忘れ物防止にもなるし、移動時間も短縮できます。
カートでのクラブの出し入れも、効率を考えれば、バッグにしまってからカートに乗るのではなく、クラブを持ったまま乗って、次のクラブを取り出すときに持っていたクラブをしまう。
毎回こういったことを意識しておけば、だいぶ無駄がなくなります
いろいろ細々と書いてきましたが、こういうことを、そつなく早く出来る人は何よりリズムが良い。イコール、プレーでも良い流れを作りやすい。ということになります。
実際、上級者で段取りの悪いゴルファーはほとんど見たことがありません。移動や所作で良いリズムを作れれば、そのままスイングにも良いリズムが生まれます。
なかなかスコアがまとまらない。悪い流れが断ち切れない。という方は無駄な動きを省いて効率良く、リズミカルに。こんなことを意識してみてはいかがでしょうか?