今年のマスターズは様々な話題があったが、その陰で今季の活躍が期待されていたウィル・ザラトリスのツアー長期離脱という残念な出来事があった。
画像: 昨年、初優勝を挙げ、"次世代のスター”として期待された26歳のウィル・ザラトリス

昨年、初優勝を挙げ、"次世代のスター”として期待された26歳のウィル・ザラトリス

昨年、全米プロと全米オープンで2位に入る

4月13日時点で世界ランキング8位のザラトリスは、椎間板ヘルニアによる腰痛を理由にマスターズを棄権。実は昨季のPGAツアープレーオフ第2戦(BMW選手権)でも同じ症状により、途中棄権していた。

昨季のザラトリスは年明けから絶好調。誰もが「ツアー初優勝は目前」とにらんでいた。とりわけメジャーの全米プロと全米オープンで2位に入り、次世代のスター入りを果たし、その後、フェデックスセントジュード選手権で待望の初優勝。

続くBMW選手権はフェデックスカップポイント1位で迎え、年間王者のチャンスをつかむための大事な試合だった。

そこでの離脱。そして、今度は念願のメジャータイトルを前にしての無念。ザラトリスは直後の土曜日、ついに手術に踏み切った。

大金よりもメジャータイトルを熱望

彼は、メジャーに並々ならぬ思いを抱いている。同じエージェントに所属するF・カプルスは先月、ザラトリスにLIVゴルフから移籍の誘いがあったことを明かしている。提示された契約金の額は、最終的に1億3000万ドル(約173億円)に達したという。

だが、ザラトリスは関心を示さなかった。彼は以前、メディアに「僕は、ここにお金のためにいたことはない。全米オープンの優勝賞金がたとえ10万ドルでも僕は出場する。メジャーを獲るために僕はここにいるんだ」とメジャータイトルへの思いを語っていた。

術後、自身のインスタグラムに「手術は成功しました。残りのシーズンにプレーできないのはつらいけど、手術の効果を実感できてうれしい。完全に回復して、秋に皆に会えることを楽しみにしています」と書き込んでいる。

まだ26歳。来年は万全の体調で、メジャー獲りに臨む彼を楽しみにしたい。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月2日号「バック9」より

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