ウッド、UTで6本、アイアンは7番から、が葭葉ルミの新14本
ドライバーの飛距離が魅力の葭葉ルミ選手ですが、今季は飛距離を生かしきれていない序盤を過ごしていました。
しかし、3週前からアイアンのライ角を2度ほどフラットに調整したこととアイアンのシャフトをカーボンにしたことで、コントロールを取り戻し、2週前の「KKT杯バンテリンレディス」では、最終日最終組と復調してきています。
そして驚くことに今大会では6UTを初投入しています。練習場で見ていると155ヤードから175ヤードまで簡単に打ち分けられる、まさに万能クラブ。しかし、飛ばし屋の葭葉選手が6UTを投入するとは。クラブのセッティングはドライバー、3W、5W、4UT、5UT、6UTと6本でアイアンは7番からというではありませんか。
葭葉選手のコーチを務める千葉貴洋コーチによると、距離の打ち分けがやりやすいこと、球が止められることが大きなメリットだといいます。
アイアンのロフトがストロングロフト化し、7番で30度や32度くらいになると、6番では27~29度、5番では24~26度とくらいになるので飛距離は出せても、トーナメントセッティングのグリーンで止まる球を打つのは難しくなってくるのでしょう。
今季のドライビングディスタンス4位(254.63ヤード)と飛距離の出る葭葉選手が、ウッド系を6本のセッティングでどんなプレーを見せてくれるのか明日の初日が楽しみです。
他にプロアマ大会出場選手の中で練習場で遅くまで残って練習していたのは、稲見萌寧、原英莉花選手の姿が見えました。コースのセッティングは6656ヤードのパー72で昨年の優勝は10アンダーで西郷真央選手でした。好天に恵まれそうな明日の初日も現地からのレポートをお届けします。