トヨタジュニアゴルフワールドカップが、6月20~23日に、愛知県の中京ゴルフ倶楽部石野コース(男子;6843Y パー71、女子:6130Y パー72)で開催された。日本を含む世界の出場国は男子12カ国、女子8カ国。団体戦と個人戦が男女それぞれで行われ、最終日は団体戦で日本が男女ともに首位スタート。個人戦でも男子の佐藤快斗と女子の荒木優奈がともに首位でティーオフ。結果は、団体&個人男女すべてで完全優勝を飾った。
画像: 左から馬場咲希、個人戦優勝の荒木優奈、飯島早織の日本女子チーム。仲の良さをアピールする"謎のポーズ"を披露(撮影/岡沢裕行)

左から馬場咲希、個人戦優勝の荒木優奈、飯島早織の日本女子チーム。仲の良さをアピールする"謎のポーズ"を披露(撮影/岡沢裕行)

女子個人戦は、荒木優奈が15アンダーで優勝。馬場咲希は5位

日本女子チームは、昨年全米女子アマを制した馬場咲希、今年の日本女子アマで優勝した飯島早織、そしてナショナルチームメンバーで世界ランク9位の荒木優奈の3人で2年ぶりの優勝を目指した。

団体戦(女子)は各日ともに3人中、上位2人のスコアが採用されるため、個人戦の成績は、チームの成績に直結する。

最終日個人戦トップに立った荒木は、初日から3日目までスコアが採用され、チームに大きく貢献、最終日5位スタートの馬場、飯島を凌ぐ活躍を見せていた。

最終日も荒木は前半伸び悩んだものの、1つスコアを伸ばし、15アンダーで個人優勝。

「3人ともいろんな大会で優勝している実力者。どの国よりも仲良し。実力も仲の良さも完璧。最強のチームです」」

荒木は、馬場と飯島と団体戦の優勝も手にした。

画像: 個人と団体優勝を決めた荒木と先にホールアウトした馬場がハイタッチ。男子チームも女子チームも団結力が強かった(撮影/岡沢裕行)

個人と団体優勝を決めた荒木と先にホールアウトした馬場がハイタッチ。男子チームも女子チームも団結力が強かった(撮影/岡沢裕行)

初日71の馬場は2日目、3日目、68と調子を取り戻して、最終日は69にまとめ、5位でフィニッシュ。

「2日目(チームが)20アンダー、3日目30アンダーとスコアを伸ばした。でも最終日は難しくなるから、みんながそれぞれの組で勝てれば優勝できる。私は勝ててよかった(笑)。チームのマネジメントの勝利。仲良し3人で優勝できてよかったです」

と馬場は、笑顔でホールアウトした。

9位に終わった飯島も、

「私だけ2日間”コメ”(スコアが採用されなかった)~。2人が上手すぎる~! でも、当然の優勝です」

少し悔しさを滲ませながらも、団体戦優勝の喜びをかみしめた。

日本男子チームも34アンダーで完全V! 個人は佐藤快斗が優勝

画像: 左から個人優勝の佐藤快斗、本大志、丸尾怜央、小川寿興翔の男子チーム(撮影/岡沢裕行)

左から個人優勝の佐藤快斗、本大志、丸尾怜央、小川寿興翔の男子チーム(撮影/岡沢裕行)

日本女子チームは、アメリカチームの猛追を受けながらも、後半にチームが粘り強さを発揮し、34アンダーで2位に2打差をつけて逃げ切り。初日からの完全優勝を果たした。

また、日本男子チーム(男子は上位3人のスコアを採用)も、佐藤快斗、小川寿興翔、丸尾怜央、本大志の4人で挑み、34アンダーで完全優勝!

個人戦も佐藤が15アンダーで完全優勝。

日本チームは、男女団体、個人すべてで完全優勝という離れ業をやってのけた。

“トヨタジュニア”は、世界から集まった20のジュニアゴルフナショナルチームが世界一を競い合うジュニアゴルフ国別対抗戦。世界ランク1位のスコッティ・シェフラーや同2位のジョン・ラーム、同27位の松山英樹ら、現在世界で活躍する多くの選手が出場した大会で、女子も山下美夢有や岩井明愛など多くのトッププロたちが日本代表として活躍。

【団体・個人戦競技方法は以下の通り】

72ホール ストロークプレイ(4日間、各日18ホール)

・女子:各日、各チーム上位2選手のスコア合計による国別対抗戦

・男子:各日、各チーム上位3選手のスコア合計による国別対抗戦

※データは6月23日現在

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