男子のツアープロでも7Wを使用する昨今。ショートウッドはアマチュアの武器になるのか? ギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が教えてくれた。 
画像: 「以前はショートウッドを敬遠していましたが、今は7W、9W、11Wまで使っています」と小倉氏は語る

「以前はショートウッドを敬遠していましたが、今は7W、9W、11Wまで使っています」と小倉氏は語る

ショートウッドはアマチュアでも楽に球が上がる

クラブフィッター小倉です。今回は、フェアウェイウッド(FW)、それもロフト角が大きい設定のショートウッドについてお話ししたいと思います。7番以下のショートウッドは、楽にボールが上がり、つかまりがよいので、アマチュアには非常に頼りになるクラブです。

ところが多くのゴルファーにそこまで浸透していません。理由としては、FW以上にフェースに当てやすいウッド型UTがあるからだと思います。ウッド型UTのほうが、長さが短いため、アマチュアにはミスに強いと認識されています。もちろんウッド型UTで満足されている方は、何も変える必要はないのですが、高い球を打ちたい、右へのミスを軽減したいという方には、ショートウッドのほうが良い結果を得られる可能性があります。

ショートウッドを購入する際に気を付けたいのがシャフトです。FWの純正シャフトは、ドライバーの純正シャフトから流れを組む比較的軽量のモデルがついていることがほとんどです。クラブが短くなるにつれ、重くすることで振り心地をできるだけ近くする、ウェイトフローの考え方に当てはめると、使用しているドライバーと同じモデルの純正シャフトを装着したFWであっても重さが足りないケースが出てきます。そういった事情も、ショートウッドがあまり認知されない理由なのかなと感じています。

ドライバーより軽い力感で楽に振りたいと考えるならそのままでよいですが、いざコースで使用すると、ドライバーと同じぐらいの力感で振る方が多いです。そういった方は、シャフトで重量を調整するとぐっと扱いやすくなるはずです。今では、メーカーオプションで多彩なシャフトが用意されていますので、それほど苦労せずとも自分のドライバーとつながりの良いショートウッドを手に入れることができます。

今持っているモデルを生かしたいという方は、リシャフトしてシャフトのスペックで重量を調整して下さい。重さの目安は、半インチ短くなるごとに5~6g重くする感じです。応急処置として、グリップのすぐ下のシャフトに鉛を貼れば、クラブのバランスをあまり変えることなく、重量を増やすことができますよ。

狙ったエリアに高い弾道の止まる球が打てる

最近では、ボールやヘッドが進化し、7Wを使用する男子のツアープロも出てきました。かくいう私もショートウッドは敬遠していた一人です。理由は、ミスすると左へ飛んでいくことが多いから。ですが最新のショートウッドをリシャフトして組んでみたら、十分武器になるまでに仕上げることができました。

今では、7W、9W、11Wまで作りこみ、これらとウッド型UTなどをコースによって使い分けています。ウッド型UTではピンポイントで狙えないエリアなどを高弾道で止まる球が打てるので、非常に重宝しています。是非機会があったらショートウッドを試してみてください。新たなゴルフの扉が開くかもしれませんよ! 私は開きました(笑)

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