ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は「『汗活』で暑さに負けない!」がテーマです。
画像: 真夏のゴルフは熱中症対策が最優先事項。さらに、ふだんから「汗活」を行って、暑さに負けない身体も作りたい(写真はイメージ)

真夏のゴルフは熱中症対策が最優先事項。さらに、ふだんから「汗活」を行って、暑さに負けない身体も作りたい(写真はイメージ)

「上手な汗のかきかた」が大事になってくる

全国的に酷暑の日々が続いていますね。環境省からは暑さを示す目安として、「暑さ指数(WBGT)」という数値が発表されるようになりました。『環境省熱中症予防情報サイト』で見ることができます。一部のゴルフ場ではこの数値を確認し、33を超えた場合はプレーの中断を勧告する、という事態にもなっているようです。気象庁でも「熱中症警戒アラート」を発表して、屋外での運動は控えるように勧告されていたりもします。

我々ゴルファーとしても、こうした数値や警報をしっかり把握して体調管理をしなければいけませんね。ただ、ゴルフ好きにとっては、暑いのは厳しいけれど、夏は日が長いし、身体も良く動くし、出来たら好きなゴルフを想いっ切り楽しんで、活動的に過ごしたいという方も多いのではないでしょうか?

真夏でもゴルフを楽しむには、暑さに強い身体であること。暑さに強い身体に必要なことのひとつに「汗のかきかた」があります。汗は体温を調節する為に備わっている大切な機能です。

今回は真夏のゴルフを上手に楽しむための、「汗活」について考えていきましょう。まずは基礎知識から。汗をかく目的は大まかに言ってこの4つ。

1老廃物や毒素を排出する
2余分な水分を排出しむくみを抑える
3汗に含まれる成分で保湿
4皮膚から蒸発する際に熱を奪って体温を下げる(気化熱の原理)

特にスポーツに関連するのは4の体温を下げる機能ですね。高温の環境に身を置いていて、体温が上がっても上手に汗をかける人は、上手く体温を下げられる為、暑さに強いというわけです。

では、「上手な汗のかきかた」とは何か?

暑さに慣れている人は、体温が上がりだすと、すぐに汗が出はじめ、少しずつ、頻繁に汗がにじみ出ます。少しずつ出る汗は皮膚上ですぐに蒸発する為、気化熱が奪われて、体温が下げてくれます。
「すぐに、少しずつ」汗をかくのが良いようです。こうしたかきかたが出来るのは、汗をかくこと自体に身体が慣れている人、と言えます。

逆に暑さに弱いタイプの方は、体温が上がりだしても、なかなか汗が出ず、かなり高くなった時点で、一気に大量に出てしまいます。そうすると、皮膚上に水分が多くなり過ぎ、蒸発が追いつかず、熱が逃がせなくなる為、体温が下がりにくくなってしまうのです。

傾向として、日頃外出することが少なかったり、クルマ移動が基本で、エアコンが効いた環境で過ごすことがほとんど、という方は、汗をかくことに慣れていないため、上手に汗をかけないようです。

やはり、日頃から汗をかく環境に身体を慣らす、「暑熱順化」がポイントです。

自分は身体が固いこともあり、エアコンの効いた室内に長時間居ると、首や肩の関節が固まり、身体の動きが悪くなり、ゴルフスウィングにも悪影響が出ます。

そうした理由もあって、一日の活動の中で、出来るだけ外を歩いたり、その時間のない時は入浴をシャワーだけで済まさず、しっかりお湯に浸かるなどして、汗をかく機会を作るようにしています。

1日10分でも、じんわりと汗をかく時間を作りたい

こうした「汗活」をしておくと、汗のかき方が上手になってきます。サウナ好きな方なら分かるかと思いますが、汗をかくことが習慣になっている方は汗がサラサラしていていますし、汗をかくことをあまり不快に感じません。

逆に汗をかくことに慣れていないひとほど、少しの汗でも不快に感じるため、余計に汗をかく機会を避けてしまって、上手に汗をかけなくなるという「負の連鎖」に陥ってしまうのではないでしょうか?

こういうタイプの方が、いきなり灼熱のゴルフ場に行ったらどうなるでしょう? 身体が暑さに慣れていないため、当日いくら気をつけても体温調整が難しく、熱中症になる確率が高くなってしまうでしょう。

一日10分でもじんわりと汗をかく時間を作ることができれば、少しずつでも暑さに強い身体になっていくと思います。

「汗活」には、ちょっとした体操やストレッチ、ジムでのトレーニング、ウォーキングやランニング、サウナ、お風呂など色々とあるかと思いますが、わざわざそうした時間を作ることができない場合には、通勤などの移動時間を「汗かきタイム」として設定してしまうことをお勧めします。

ポイントはあらかじめ着替えを用意しておくか、汗をかいてもあまり不快にならない服装をしておくこと。「この時間は汗をかく」と決めて活動するようにすれば、汗を不快と感じにくくなりますし、汗をかくことが習慣化されるでしょう。

普段の生活の中に「汗活」を取り入れ、「汗かき上手」な身体を作って、真夏のゴルフを乗り切りましょう。

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