ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は「ゴルフの"ツンデレ"ぶり」がテーマです
画像: 「ショットやパットの"結果"は自分ではコントロールできることではない」という気持ちを持っていることが大切だ(写真はイメージ)

「ショットやパットの"結果"は自分ではコントロールできることではない」という気持ちを持っていることが大切だ(写真はイメージ)

ゴルフほど好不調の波が激しいスポーツはない!?

ゴルフって不思議ですよね? これだ! このスウィングだ! と開眼して、実際その好調が何カ月も続いたりして、「よし、もう大丈夫。もう100なんて叩かない」なんて安心していたら、突如絶不調の波が来て、100どころか、120近く叩くどん底に落ちて、「ゴルフなんて止めてやる」となったりして。でもまたしばらくしたら、なんとなく上手くいく日が来たりして…。このゴルフというスポーツのツンデレぶり。他のスポーツで、ここまで大きく好不調の波が激しいものはないような気がします。

自分自身の反省も含めて、このツンデレぶりの秘密を探っていきたいと思います。

ゴルフで一番危険なのは、「理由のない好調」「なんとなく上手くいってる」状態ではないでしょうか?

なんとなく、良いイメージでスウィングできて、そのイメージでショットしたら実際に良いボールが打てて、良いスコアで回ることが出来た。など、ゴルフにはそういう「何をやっても上手くいく」日がたまにやってきます。でも、ゴルフには「平均の法則」が作用するようで、こういう、「好調」はたいてい長続きしません。むしろこれはもう絶不調へ向かう下り坂への危険信号です。

「感謝」と「謙虚」の気持ちを忘れないことが大切

少し好調が続くと、たいていのゴルファーは傲慢というほどではないにしろ、「上手くいって当たり前」というマインドが強くなってきます。そうすると、ミスを許容する範囲が狭まり、ちょっと曲がっただけで、「なんであんな球が出る?」などと、首を傾げたりします。

また、好スコアで回っているときなど、「ミスをしたくない」という気持ちが強くなり、スウィングのリズムが変化したり、力みが出て、さらにひどいミスを誘発することになります。そこまで好調だったことが、不調への呼び水となっていると言えます。うーん、ゴルフの「ツンデレ」はゴルファー自らが生み出しているのかも知れませんね。

こうした好不調の波に惑わされずにプレーするために、私が気をつけているのは、「感謝」と「謙虚」という気持ちを忘れない、ということです。ショットがピンそばについたり、長いパットが入ったり、そういう好結果には、何割かの偶然が必ず含まれていて、「自分の力だけで生んだ結果ではない」という気持ちをできるだけ忘れないようにしています。

そう考えることで、「ショットやパットの結果は自分がコントロールできることではない」=「結果ではなくプロセスに集中する」というマインドを保つことができやすくなるのです。

一度できたことが、ずっとできるとは限らないのがゴルフの難しさです。たまたま上手くいったショットの結果に溺れることなく、幸運に「感謝」し、「謙虚」に自分の意図するスウィングをすることだけにフォーカスする。そんなふうに考えています。

また、普段の練習で培った、自分が自信を持って打てるショットをベースに自分のゴルフを組み立てていく。これが「理由のある好調」です。これは偶発的なナイスショットより何倍も嬉しいはずです。

なんだか「とにかく練習しましょう」みたいな流れになってしまいましたが、お伝えしたかったことは、ゴルフのツンデレに翻弄されずに、しっかり自分のゴルフと向き合い、そこで得られる大きな喜びを感じてほしいということです。

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