ゴルフには“スコアの壁”がつきもの。ビギナーを脱したアマチュアゴルファーに立ちはだかるのがスコア100の壁だ。これを乗り越え「100切り」を達成するにはどうすればいいか? プロゴルファー・兼濱開人が状況別に解説。今回は「インドアスタジオの活用法」について教えてもらおう。

夏場は、ラウンドはもちろんのこと、日々の練習でも暑さが付きまとう。そんな時期は打ちっ放しなど屋外の練習場ではなく、インドア練習場を上手く活用したいところ。「夏のインドアはやはり快適さが違いますね」と兼濱は言う。

「暑さや日差しを気にしなくていいというのは、それだけで嬉しいですよね。あと、スウィング中、手元に過剰に力が入ってしまう方に話を聞くと『手汗で滑るのが怖くて』なんて声もよく聞きます。とくに手汗をかきやすい方は、屋外より改善されて練習中の自分の課題に取り組みやすいと思いますよ」(兼濱、以下同)

画像: 東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人に、インドアスタジオの活用法について教えてもらおう

東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人に、インドアスタジオの活用法について教えてもらおう

もちろん快適さ以外にも、打ちっ放しとインドアとでは環境が大きく違う。したがって、効果的な練習の仕方も変わってくるという。

「インドアは屋外より周りの空間が狭いです。屋外だと空間が広いことで自分の立ち位置などを俯瞰しづらく、不安になって力みやすくなってしまいがちです。一方インドアだと空間が狭いことで自分が認知できる空間も限定され、安心感を持って動きやすいんです。弾道を遠くまで目で追う必要もなく体の動きにフォーカスできるので、スウィングの動き自体を磨く練習がインドアでは向いています。たとえば素振りだったり、練習ドリルのような反復練習にはもってこいですよ」

加えて、人の目を気にせず練習器具を使えるのもポイントだと兼濱。「『打ちっ放しだと練習器具を使うのがちょっと恥ずかしい』なんて意見を生徒さんから聞く機会が多いですが、個室のインドアスタジオなら気にしなくていいのもいいところですね」という。

「とはいえゴルフはあくまで外で行うスポーツ、屋内と屋内での練習頻度のバランスが偏り過ぎるのには注意ですね。インドアでスウィングの動きを練習して、打ちっ放しでちょっと先の弾道まで確認して、ラウンドに行く、といったサイクルを心がけましょう」

協力/学芸大ゴルフスタジオ

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