【ギア王チャンネル】“先調子系”がまさかのベストマッチ!? グラファイトデザインで運命のシャフト、見つけた！

ギアに関する気になることや疑問を、試打をしながら調査する動画「ギア王チャンネル」。今回のテーマは「グラファイトデザインでシャフトフィッティング」。ギア王チャンネルの菊地編集長が、埼玉県秩父市にあるグラファイトデザインの本社を訪ね、自身のドライバーにピッタリ合ったシャフトを探し出そうというもの。編集長本人は、すでにお目当てのシャフトがあるようだが・・・果たして本人の希望するシャフトとの相性は？ また最終的にマッチングしたシャフトは何だったのか。悩ましいシャフト選びの参考にどうぞ！

１本目の『ＣＱ』でスピンがいきなり６００回転減！ シャフトでここまで変わるとは・・・

フィッティング前の菊地編集長のドライバースペックは以下の通り。
●ヘッド：タイトリスト ＴＳＲ４（１０度）
●シャフト：スピーダーＮＸ ６０Ｓ（４５インチ）
「ミーハーなところがあるので、流行りのヘッドとシャフトを組み合わせている感も無きにしもあらずで(笑)。自分では先・中・元、どの調子が合うのかなど、いまいちわかっていません」（菊地）
手順としては最初に現状のドライバーでテスト。その弾道や飛距離データを見て、グラファイトデザインのフィッター・石井康広さんが「まずこちらで」と組んでくれたのが新製品の『ＴＯＵＲ-ＡＤ ＣＱ』。重さ、硬さは同じ６Ｓだ。
するとこれがいきなりの好結果。スピン量の数値が激減。キャリー距離こそ変わらないものの、ランのの出方が明らかに違った。

「普段からスピンが多くて悩んでいるので、これはうれしい！ 『ＣＱ』は先中調子だからか振り遅れのクセも補ってくれる感じがします。シャフトがつかまえてくれますね」（菊地）
ちなみに、グラファイトデザインのテストセンターは、３４０ヤードもの距離がある広大なフィールドを有する。そこで弾道計測器・トラックマンも用いて行うフィッティングは、数値はもちろん、実際の弾道も落ち際までしっかり確認できるので、より実戦的なフィッティングが可能だ。

本人希望のシャフトも打ってみたが・・・「すみません、自分には正直しんどかったです」（菊地）

今回、菊地編集長が楽しみにしていたというシャフトがある。
「『ＤＩ』です。代表的なシャフトですし、松山英樹はもちろん、多くのＰＧＡツアーの選手が愛用してきていますから」
「いきなり『ＣＱ』が合ってしまったので、なかなか難しいかもしれませんが・・・」という石井さんを尻目に『ＤＩ』の６Ｓを装着してテスト。しかしこちらは右に滑るようなボールが多く出た。

「明らかにつかまり方が違います。同じ６Ｓでもかなりしっかりする感じ・・・残念ながらこれは自分に合っているとはいいがたい。すみませんでした！」（菊地）

敷居は高く感じるかもしれないが、絶対やったほうがいい「シャフトフィッティング」

その後もさまざまなシャフトを試してみたが、『ＣＱ』を超えるモデルは現れず、ベストマッチは『ＣＱ』の６Ｓという結果となった。
「先中調子のシャフトって、なんとなく自分には合わないだろうなと思って試してこなかったんですが、こうやって弾道も数値も目の当たりにして、振り心地の良さも味わうと、先入観を捨ててまずは打ってみることが大事ですね。できれば信頼できるフィッター立会いの下で。敷居が高く感じたり、当たらなかったらどうしようと不安に思うかもしれないですが、シャフトを替えるだけで簡単に飛距離アップできたりや自分の弱点をカバーできることなど、メリットはかなり大きいです」（菊地）
フィッターの石井さん曰く「平均スコアが１００を超える方でも、その日の調子が悪くてなかなか芯を食わない場合でも、スウィングのクセや打点や球筋の傾向は間違いなく出ます。それに応じて合うシャフトは絞れらていきますので、不安がらずぜひ一度フィッティングを受けていただきたいです」とのこと。ちなみにグラファイトデザインのシャフトフィッティングは、全国の練習場などで受けられる。興味のある方はＨＰでぜひ一度ご確認を！