周囲のゴルフ仲間に誘われてラウンドへ。そんな機会はゴルフを始めて間もないビギナーでも少なくないはずだ。もちろんゴルフにまだ慣れていないのだから、ラウンド中はどうしてもミスが発生してしまうもの。とはいえ「やはりミスが続くとメンタルが落ち込んでしまいますよね」とJJコーチ。
「ミスして打数もかさむうえ『人を待たせてる』と考えると焦って萎縮してしまうし、気持ちも落ち込んでしまいます。そうなると自分のためじゃなくて、周りのためのゴルフになってしまうので、余計に楽しくないですよね」(JJコーチ、以下同)
ゴルフのプレーはメンタルに左右されやすいもので、ミスが続いてメンタルも弱り、さらなるミスにつながる……なんてことにもなりかねない。そんな事態を防ぐためのメンタルの整え方はあるのだろうか?
「『焦ってプレーしないようにする』という点で、スウィングのリズムを発声しながらスウィングするのはオススメですね」とJJコーチは言う。
「『イチ・ニ・サン』のリズムを発声しながら振ってみましょう。クラブで地面を叩いて『イチ』。これが始動きっかけ作りで、『ニ』でバックスウィング、『サン』でダウンスウィング~インパクトですね。自分に聞こえるかどうかの小声でいいので実際に口に出すことがポイントです。リズムを取る自分の声を聞くと、そのリズム通りに体を動かしやすいですし、焦ってリズムが崩れていた際にも違和感に気付きやすいです。また、発声することで余計なことを考え過ぎなくなりスウィングに集中できますよ」
加えて「プレーの結果に対して、積極的に感情表現してみましょう」とJJコーチは言う。
「プレーの結果に対して抱いた感情を発散させること、心の内に溜め込まずリセットすることは大切です。何も用意しなくていい、一番手っ取り早い手段ですからね。日本のゴルファーは静かにプレーする印象がありますが、基本的には何かしらの感情表現をしたほうがいいと思います。良いプレーをしたら素直に『嬉しい』という気持ちを表現する。逆にミスしたときは、あまりにネガティブ過ぎると同伴者を嫌な気持ちにさせてしまうので難しいですが、『あぁ、もう!』『またやった~!』と軽く口に出すだけでも、溜め込むよりはメンタル面がすごく変わりますよ」
協力/Tom's Bishon草加店