スコアメイクに重要となるのが、グリーンに乗せるためのアプローチ。ハンディキャップが5より少ない、いわゆる「5下」のトップアマたちがやっているアプローチ練習法を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実践して確かめてみた!

5下シングルはどんなアプローチ練習をしている?

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。やっぱゴルフはグリーン周りです。特に僕たちアマチュアは、いかに寄せて1パットで上がるかでスコアが決まってきます。でもアプローチって難しいんですよね。芝から打つ練習もあまりできないし。

週刊ゴルフダイジェスト9/26号に「ハンディ5下のアプローチ練習がスゴイ!」という記事がありました。5下シングルのトップアマたちがやっているアプローチ練習方法がたくさん紹介されていたので、気になるものをやってみました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2023/9/26号で特集されていた、5下シングルたちがやっているアプローチ練習法を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2023/9/26号で特集されていた、5下シングルたちがやっているアプローチ練習法を実践!

記事では11人のトップアマチュアが自分なりの練習方法を紹介してくれています。それぞれに工夫をこらした練習方法で、やっぱうまい人達はいろいろと工夫をして練習してるんだな~と思いました。今回はその中でも簡単にできて、個人的に面白そうと思ったものを試しました。

頭の上にタオルを乗せてアプローチ

まず最初は「頭タオル」という練習法。タオルを脇に挟む練習方法を紹介されている方もいたのですが、それはよく見かける方法なのですが、これは「脇」ではなく「頭」。頭の上にタオルを乗せてアプローチをするという練習方法なんです。頭に折りたたんだタオルを乗せて、そのままアプローチします。よく頭にクラブや手を乗せてもらって、頭が動かないように練習する方法がありますが、あれのセルフ版ってことですね。頭が動きすぎてミスになることを防げるということです。

やってみましたが、これ以外と効果ありそうです。意外とタオルは落ちないのですが、頭に何かが乗っているということで意識がそっちに行きます。なので、頭の左右や上下への移動が少なくなりますね。ヘッドアップの動きも防いでくれます。これは一度やってみると良いと思います。練習場では少し恥ずかしいですが(笑)。

画像: 頭にタオルを乗せてアプローチする。体が突っ込んだり、頭が動きすぎるとタオルが落ちる

頭にタオルを乗せてアプローチする。体が突っ込んだり、頭が動きすぎるとタオルが落ちる

あと、同じ方が両ひざを真っすぐ伸ばしたまま打つ練習方法も紹介されていました。これもやってみましたが、ひざの上下動がなくなるので、ひざが動きすぎてダフリなどのミスが出ている人には良さそうです。足を曲げすぎて構えていると、テークバックやインパクトでひざが伸びてミスになってしまいますからね。

画像: (左)両ひざを伸ばしたままアプローチする。(右)両ひざを曲げておくと、伸びたときにミスになりやすい

(左)両ひざを伸ばしたままアプローチする。(右)両ひざを曲げておくと、伸びたときにミスになりやすい

左足1本で立ってアプローチ

2つ目が「左足1本足打法」です。アドレスで右足を後ろに引いて構え、左足に体重をかけたままでボールを打ちます。そうすることで、ボールを上げたい気持ちから右足体重になってしまいダフるというミスが防げるということです。ボールを上げたくてもクラブは下からではなく、上から入ってこないとダメなんですね。

やってみましたが、これは効果バツグンです。常にボールよりも左側に重心がある状態をキープしながら打つと、とてもいいインパクトになりますね。しっかりクラブが上から入るのでダフるミスは少なくなり、ロフトなりに高さも出てくれます。フェースを開けば、同じ打ち方でもさらに高いボールも打てます。これはおすすめ!

画像: 右足を後ろに引いて、左足重心をキープしたままでボールを打つ。右に乗ってしまうとクラブが下から入り、ダフリのミスになりやすい

右足を後ろに引いて、左足重心をキープしたままでボールを打つ。右に乗ってしまうとクラブが下から入り、ダフリのミスになりやすい

トップで3秒止まってみる

3つ目は「トップで止まる」です。普通にアドレスをしてテークバックし、トップで3秒止まってからボールを打ちます。これをやると打ち急ぎや、上体の突っ込みなんかが防げるということらしいです。

やってみましたが、これも効果ありそうです。特に切り返しのテンポが早くてダフったりしている人には効果バツグンだと思います。ヘッドアップの防止にもなりそう。3秒止まったところから、急がずテンポよくフォローまでしっかりと振り切るのが大事ですね。せっかくトップで止まっても、そこから急いでしまっては意味がないですから。

画像: (左)テークバックしてトップで3秒止まってから打つ。(右)打ち急いでしまうと体が突っ込んだりしてミスになりやすい

(左)テークバックしてトップで3秒止まってから打つ。(右)打ち急いでしまうと体が突っ込んだりしてミスになりやすい

パターのように「五角形アドレス」で振ってみる

そして最後が「五角形アドレス」です。これは両肩・両ひじ・手元で作る五角形を崩さず、パターのように振るという方法。インパクトを考えるあまりヘッドが地面に刺さってしまうミスが多かったので、ヘッドを常に一定のスピードで振るために考えたそうです。

やってみましたが、たしかにパターのように振れるのでヘッドが低く動き、地面に刺さってしまうミスは少なくなりそう。あまり長い距離のアプローチは難しいかもしれませんが、短い距離はSWなどのロフトのあるものを使い、長い距離のものは7番や8番アイアンなどを使えば、ランニングアプローチで寄せることもできそうです。これをマスターしておけば、アプローチのひとつのバリエーションとして使えそうですね。

画像: 両肩・両ひじ・手元で作った五角形をキープしたまま、一定のスピードで振ることを意識する

両肩・両ひじ・手元で作った五角形をキープしたまま、一定のスピードで振ることを意識する

トップアマチュアがやっている練習方法をいくつか試しましたが、どれも自分のミスの傾向を分析して、弱点を克服するために考え出された方法でした。やはり闇雲に球を打つだけじゃなく、こういう練習をしていると上達するということなんですね。

記事には他にもたくさんの練習方法が紹介されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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