赤城国際CCは赤城山の南面、広大な敷地に広がる林間コース
高齢者には柔軟性が重要
この合宿のコーディネーターは青木功の元専属トレーナー・比佐仁氏。健康づくりに必須の運動や食事について学びながらラウンドもという趣向だ。3つのコースが用意されたが、今回、申し込みがあったのは2泊3日のプラン。料金4万4000円（宿泊、プレー代食事付き1名）の流れは次の通り。
初日は夕方に同CCホテルチェックイン。2日目は朝6時起床、クラブハウス前で比佐氏考案の体操を行った後、1時間ほどコースの芝の上をウォーキングする。その後クラブハウスに戻り、レストランで朝食。朝食後は比佐氏によるゴルフを長く続けるためのトレーニングなどの紹介が行われた。その後の昼飯、夕食以外は自由時間で、参加者はラウンドして過ごしたという。3日目も同様で15時に終了。食事は比佐氏の助言により、レストランの通常メニューに加え、野菜が食べ放題のサラダバーを用意した。主食のカロリーを制限するのではなく、野菜でお腹を満たすのがポイントだという。
この合宿を企画した意図を総支配人の山本清二氏は、「当クラブは来年で60周年を迎えますが、会員の高齢化が課題です。このままだとジリ貧になるため、既存来場者やシニア層にさらなる来場を促すアプローチが重要だと、今回は地元の高齢者を対象に、100歳までゴルフをできる体づくりについて知ってもらおうと企画しました」
主なメニューは柔軟性を高めるエクササイズやストレッチ。高齢者には柔軟性が一番重要だという。
今回は開催直前に3組のキャンセルがあり。参加したのは80代の夫婦のみだったが、開催の告知が1カ月と短かったためという。来年以降も実施するというから、まだまだ元気にゴルフをしたいシニア層は、ぜひ参加してほしい。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月19日号「バック9」より
