まさに“ワンチーム”のスクランブル
GD 大畑さん、先日の「ゴルフダイジェストスクランブル」かなり楽しかったそうですね。
大畑 ほんと、そう。大の大人があんなに盛り上がることある!?
GD 成績はビリでしたのに。
大畑 そこは強調しなくていいから。
GD しかも、優勝チームと13打差という大差でしたのに。
大畑 アナタ、今日しつこいね。
GD それでもチームメイトの皆さんも楽しそうでした。
大畑 で、思ったわけよ。これ、社員研修なんかにもぴったりじゃない? ひとつの目標のもと、チーム全員で、あれこれ考え、励まし合う、助け合う。これって組織の理想の姿に近いんじゃないかな。普通のコンペだとどうしても他人のミスを願ったりしてしまうでしょ。
GD ええ、もう呪いをかけますもんね。心の中で「外せ、外せ」って。
大畑 ……。だけど、スクランブルって、まさしくワンチームなわけよ。同伴者であるチームメイトのミスを願うなんてもちろんないし、ミスしたからって責める気持ちなんて微塵もない。自分もミスするしね。球の行方ももちろんだけど、その人の調子とかもしっかり見る。目配り、気配り、心配りよ。
GD あと、ティーショットは一人4回採用など、絶妙なルールがスクランブルの魅力ですよね。
大畑 ほんとにうまくできたゲーム。飛ばし屋がいるチームが断然有利ってわけでもなく。
GD 飛ばなくても絶対にフェアウェイをキープできるという女性をメンバーに入れるのも手。老若男女でチームが組めます。
大畑 すばらしいね。
GD 飛ばす人、狙う人、キープする人、入れる人。戦略練る人、励ます人、ムードメーカー。全部要るし、誰が偉いわけでもない。
大畑 みんなそれぞれに輝ける場所がある、と。なんかラグビーみたい。
GD でしょう、でしょう。
大畑 だから、俺に向いている気がする。マッチプレーで上原浩治のミスを願っていたのが遠い昔のよう。
GD 勝てなかったらコーチのせいにしていたのにね。
大畑 アナタ、今日絡むねえ。
GD お、カラム・マクドナルド。サントリーサンゴリアスのロックですね。ゴルフが趣味らしいですよ。
大畑 え、こんないい話をダジャレでしめようとしているん? せめて、俺がアンバサダーを務めているコベルコ神戸スティーラーズの選手にしてほしいわ。
GD 2024ゴルフダイジェストスクランブルで勝つには、全ホール、アーディ(バーディ)・サベアをとる気持ちでいきましょう! 18Hアーディ(バーディ)で「54」。これで優勝間違いなーし。
大畑 アーディ・サベアは、今季からコベルコ神戸スティーラーズに加わった、オールブラックスのナンバーエイト。世界屈指のバックローです。
GD さあ、みんなで(スティーラーズのホーム)ノエビアスタジアム神戸にGO!
大畑 何の話なん!?
上原浩治へ勝利したのち、次に掲げる目標は2024年「ゴルフダイジェストスクランブル」優勝。果たしてどんな"ワンチーム"をつくり、切磋琢磨していくのか。
1月9・16日合併号p22-23「大畑大介、新たな野望」、もしくは『マイゴルフダイジェスト』にてスクランブル競技の魅力を語ってもらっています。
PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/大阪GC