新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
年初に当たり、謹んでご挨拶申し上げます。
昨年11月より、みんなのゴルフダイジェスト編集長に就任した山口哲平です。コロナ禍で“3密を避けられる”として注目を浴び、社会人1年目といった若年層や女性のプレーヤーが増えたゴルフ。そして、昨年5月8日に、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行し、コロナ禍が明けてから60代や70代のゴルファーが戻ってきたという話も取材現場である練習場やコースで耳にします。これは老いも若きも男性も女性も一緒に楽しめるスポーツであるという証明になり、大量の後期高齢者を支えるために、社会保障、主に医療・介護、年金などが限界に達し、社会全体に負の影響がもたらされる「2025年問題」が来年に迫った日本にとって、健康寿命を延ばす一助となるべく、ゴルフの存在意義がますます高まるとみています。
プロの世界に目を向ければ、国内では昨年よりも1試合の減ったとはいえ、2月の開幕から11月の最終戦までほぼ休みなく繰り広げられるJLPGAツアーや、昨年より3試合減とはいえ、他の国内スポーツに比べて賞金総額が約30億8800万円と高額なJGTOツアーは魅力あふれるイベントです。また、23年シーズンにJGTOツアーで活躍した中島啓太プロ、蟬川泰果プロ、金谷拓実プロがDPワールドツアーへ、欧州ツアー(DPワールドツアー)で活躍した久常涼プロがPGAツアーへ、そして女子では吉田優利プロや西郷真央プロも米LPGAツアーへ参戦するなど、明るい話題も多くありますし、今年はパリでオリンピックが開催され、より一層、ゴルフへの関心が高まるのではないかと期待しています。
1961年8月に創刊した『月刊ゴルフダイジェスト』のウェブメディアとして産声を上げた『みんなのゴルフダイジェスト』は、ゴルフに熱心でスコアも良い上級者に向けたメディアとして認識されてきたと思います。もちろん、いままでご愛読いただいているゴルファーのみなさまに満足いただく記事はこれまで以上に配信していきますが、上記のように、コロナ禍をきっかけに、また生涯スポーツとしてゴルフを始めた方や、プロの活躍でゴルフに興味を持たれた方にも魅力的な記事の配信にも力を入れていきます。老若男女を問わず、誰にでも読みやすく、有益といわれるゴルフ情報を届けることにより、読者の皆様の楽しいゴルフライフに一層貢献していく所存です。
最後になりましたが、本年が、みなさまにとりまして、良い年であること祈念し、新年の挨拶といたします。
みんなのゴルフダイジェスト編集長
山口哲平