B3の後継を投入
開幕戦で最高のスタートを切った古江。古江のドライバーは、22年7月にテストしたその場から「このまま、いまから使わせてください」と即決投入したブリヂストンゴルフ『B3 SD』のはずだが、ティーショットを打つ手には見慣れぬクラブが。早速ブリヂストンの広報担当に尋ねると「詳細はまだ伝えられませんが、弊社の24年モデルで、B3の後継モデルです」と回答を得た。
その新ドライバーについて古江本人は「新しいドライバーは試作品を打った時からかなり進化を感じていたので使用を心待ちにしていました。スピン量が約2800rpmから約2100rpmと少なくなったので、ランが出やすくなり、飛距離も出るし風にも強いと思います。前に使っていたドライバー(B3 SD)よりも直進性があるので方向性も良くなった気がするので、FWキープも今まで以上にしやすくなります」と信頼している模様。
そもそも昨年のフェアウェイキープ率が84.8%の2位と、ツアーきってのフェアウェイキープ率を誇る古江だが、初日はキープ率100%と、まさに自身の言葉どおりの結果が得られている。ちなみに、昨年、古江の計測ホールは1214回で、そのうちなんと1029回でフェアウェイキープを達成。野球で言えば、キープ率1位が首位打者で、キープ回数1位なら最多安打と言えるだろう。なお、1000回超えは古江のみで次点が992回(1209回中)の西村優菜。小柄で飛距離は劣るミレニアム世代の2人が、世界で戦える要因はここにある。
また、ユーティリティも新モデルで、「新しいH5は球の高さと直進性が優れています。アドレスそやすく、ターゲットに対してスクエアに構えやすい」とこちらも好感触。
そして、気に入っている点として、「今回のシリーズはドライバーを含めてスターウォーズのような宇宙を連想させるデザインでカッコいいんです」とデザインについてもベタ褒め。発売が待たれる製品がまたひとつ出てきたようだ。