ゴルフには“スコアの壁”がつきもの。ビギナーを脱したアマチュアゴルファーに立ちはだかるのがスコア100の壁。これを乗り越えるためには技術的な面はもちろん、コースマネジメントも重要となってくる。プロゴルファー・兼濱開人に、千葉県・太平洋クラブ八千代コース12番ホールを実例に、ティーショットのマネジメントの考え方を教えてもらった。

千葉県・太平洋クラブ八千代コース12番ホールは、レギュラーティーから363ヤード(Bグリーンの場合)のパー4。右ドッグレッグとなっていて、両サイドにはOB、ちょうど曲がり角の240ヤード地点には木が、その少し手前には左右にフェアウェイバンカーが配置されている(画像A参照)。

画像: 画像A:千葉県・太平洋クラブ八千代コース12番ホールのコースレイアウト

画像A:千葉県・太平洋クラブ八千代コース12番ホールのコースレイアウト

さて、Bグリーンが目標だと想定してこのレイアウトを見たとき、どこを狙ってティーショットを打つべきか。兼濱は「ティーイングエリアからは一見広く見えますが、実は狙いどころがかなりハッキリしているホールです」という。

「第一に避けるべきは、右サイドのフェアウェイバンカーのラインですね。まず飛距離に自信がある方だとしても、すぐ右にはOBがありますので安易にショートカットを選ぶのはリスクが高いです。そして右サイドの木の手前側で止まった場合はバンカーに捕まる、もしくは捕まらなくても木越えのショットが残り、直接グリーンを狙えません。結果、迂回に1打使うことになってしまうんです」(兼濱、以下同)

しかし左サイドにもフェアウェイバンカーとOBにも気を配る必要がある。「左に曲がったり、飛ばし過ぎたりしてOBまで突き抜けてしまうのも避けたいところです。感覚的には左サイドはOB、右サイドはワンペナぐらいがあるイメージです」と兼濱。

「なのでティーショットのターゲットにするのは、249ヤード地点にあるIPフラッグがいいでしょう。理想はIPフラッグ地点まで飛ばすことですが、左サイドのOBもケアしたいし、右に曲がったとしてもIPフラッグと木の間くらいに収まるように打ちたいです。なので、無理に飛ばそうとせず200ヤード飛ばす番手で打つのがセーフティですね」

画像: ティーイングエリアから249ヤード地点のIPフラッグ(写真の赤丸)をターゲットに据え、全力で飛ばして近づけるというよりかは、セーフティに刻むのが吉だ

ティーイングエリアから249ヤード地点のIPフラッグ(写真の赤丸)をターゲットに据え、全力で飛ばして近づけるというよりかは、セーフティに刻むのが吉だ

無理にIPフラッグまで飛ばそうとすると、そのぶんミスショットのリスクも増えてしまう。その点、249ヤード地点のIPフラッグを狙って200ヤード飛ばす番手で打てば、そのぶん曲がりの幅も抑えられるし、突き抜けてOBなんてこともないわけだ。

コースレイアウトを見て、右サイドはワンペナ、左サイドはOB、どちらも避けないと打数が嵩むので狙えるエリアが狭いと判断できれば、自ずと「自分のMAXの飛距離を出す」のではなく「刻む」選択肢が浮かんでくる。今回例に挙げたホールに限らず、“飛ばし過ぎない”選択をすることもスコアメイクのためには重要と言うわけだ。

協力/太平洋クラブ八千代コース

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