短い距離を緩めずに打つ
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフってのは練習しないと上手くならないわけですが、たくさん球を打てばいいってもんじゃない。ただ闇雲に300球打っても、それはただの運動にしかなってないってこともあります。
やはり効果的なドリルなんかをコツコツとやるのが、長い目で見ると確実に上達に繋がるというもの。月刊ゴルフダイジェスト3月号の連載「クラチャンと回ろう!」で、あるコースのクラチャンの方がコツコツと毎日やっている練習が紹介されていましたので、僕にもできるのか試してみました。
この「クラチャンと回ろう!」という記事は、毎回どこかのコースのクラチャン経験者から練習方法や、ラウンド中に気を付けていることなどを聞くというもの。上級者がどのようにして上手くなってきたかということや、どういうマネジメントでラウンドしているのかってことがとても勉強になります。
で、今回紹介されていた方がコツコツやっているという練習が「1ヤードアプローチ」。もう名前からして地味にコツコツやらなければいけない感が凄いですよね(笑)。
この練習は、名前そのままに、ただ1ヤードのアプローチをするというもの。1ヤードといえば91.44cmなので、1m弱のアプローチをするということですね。いや~難しそうです。あの片山晋呉プロもこの練習を勧めているらしく、今回のクラチャンの方は片山プロが動画でこの練習を紹介しているのを観て始めたそうです。しかも始めた日から毎日欠かさずにやっているのだとか。こういう努力が実を結ぶんですね~。
僕はこういうコツコツ練習が大の苦手なのですが、とりあえずやってみることにしました。1ヤードしか飛ばさないのって、かなり難しい。とにかく絶対にやってはいけないのは、手先だけで打ってしまうこと。どうしても手先でチョンっと打ってしまいそうになりますが、それは絶対にダメだし、安定してうまく打つことができません。
そしてもう一つダメなのがインパクトで緩めること。飛ばしたくないということで、インパクトでヘッドが減速してしまうと、これまたミスに繋がります。
実際に打ってみましたが、やっぱり難しいです。ダフるしトップするし。なかなか1ヤードキャリーのショットができません。コツとしては体とクラブを同調させて、回転と体幹で打つということらしいのですが、本当に難しい。どうしてもテンポが早くなってしまいがちなんですよね。やはりゆっくり目で一定のテンポで打てないとダメのようです。
何十球か打っていると、さすがに少し慣れてきてうまく打てるようになりましたが、それでもまだまだミスは出るし、出球の高さやフェースの当たりどころなんかが安定しません。安定した球を打てるようになるにはかなりコツコツと続けないと無理なんじゃないかと思います。
この1ヤードアプローチの小さい動き、ゆっくりした動きには、スウィングの全てが凝縮されているということです。クラブパスの安定や低く長いインパクトゾーン、体幹を使ったインパクトなど、たくさんのことが身につくそうなので、これは本当にいい練習なんじゃないかと。もちろんアプローチも上手くなるので、スコアにもかなり好影響がありそうです。
家の中でもできる練習なので、ちょっとした時間にやるといいかもしれません。ただ、最初は絶対にトップとかしちゃうので、クッションなんかを置いてやったほうがいいでしょうね。僕も毎日はできないにしろ、なるべくやってみようと思います。