ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はスバル レヴォーグ レイバック!
画像: ゴルフ好きな奥さまをお持ちの方へ使い勝手もいいのでオススメです(photo/Tsukasa Kobayashi)

ゴルフ好きな奥さまをお持ちの方へ使い勝手もいいのでオススメです(photo/Tsukasa Kobayashi)

愛のジェントリーワゴン

スバルというとどんな印象をお持ちでしょう? 平成の名車、レガシィに代表されるステーションワゴン? あるいは世界ラリー選手権に出ていた快足インプレッサ? いやいや、その両方です。

スバルといえばセダンに大型トランクを付けたような便利なスポーツワゴンと、インプレッサWRXのようなスポーツモデルの印象が強く、そこに大きなネックがありました。ここ10年はファミリー向けであり、奥さまも安心して乗れる先進安全機能=アイサイトのイメージが高まっているんですが、実際に売られているクルマの味付けは骨太スポーティだからです。

具体的には国内向けワゴンでありフラッグシップのレヴォーグ、内外装が上質化したのはいいんですが、味付けは正直ワイルド寄り。エッジの利いたエアロパーツはもちろんインテリアは基本ブラックで、特に最上級グレードのSTIスポーツはブラック&レッドの本革シートにカーボン調パネルも採用。走りも基本硬めの味付けでなんだかんだスポーツカー好きな男目線で作られていたのです。

そこに気付いたスバル開発陣が昨年末頃に生み出したのがレヴォーグの全く新しい派生車種、レイバック。一見すると車高が70ミリ、最低地上高が55ミリ上がった悪路により強いSUV版のレヴォーグですが、真の狙いは違います。女性にも受ける上質さと優しさなのです。

その証拠に車高を上げ、オールシーズンタイヤを履かせつつも、乗り心地と静粛性は格段に向上。走り始めからステアリングフィールは軽く軟らかく、タイヤの当たりもソフト。特に路面の継ぎ目から来る衝撃が全然違います。完全に上質高級ワゴンそのものなのです!

画像: ラゲッジルームは平積みしやすい大容量で、最大3本積載可能。インテリアはいままでにないカッパー色ステッチにベージュ&ブラックのコントラスト。前後バンパーの造形は明らかに鷹揚なデザインに変化(photo/Tsukasa Kobayashi)

ラゲッジルームは平積みしやすい大容量で、最大3本積載可能。インテリアはいままでにないカッパー色ステッチにベージュ&ブラックのコントラスト。前後バンパーの造形は明らかに鷹揚なデザインに変化(photo/Tsukasa Kobayashi)

見た目もよりシックで大人っぽいものになっており、スバル自慢のヘキサゴングリルはスポーティな六角形以上に重厚な水平基調のサテンメッキのバーを強調。インテリアのセミバケットシートはサポ
ート部のフレームを削り、ワイヤーを入れてよりソフトに。聞けば「スカートの裾が引っ掛からない」ための配慮だとか。

それでいて高速の乗り心地、安心感、高い静粛性はシリーズ最高レベル。これでゴルフ好きの愛妻とドライブすれば大受け間違いナシ。威圧感ある輸入オープンカーなどよりよほど円満家庭が築けるはず。普段奥さまをほったらかしているゴルファーこそレイバック! ですよ。

撮影車種/スバル レヴォーグ レイバック
全長×全幅×全高/4770×1820×1570mm
メーカー希望小売価格/399万3000円~

撮影/小林司、撮影協力/加茂ゴルフ倶楽部

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