LIVゴルフのシーズン3がメキシコで開幕した。目玉はもちろんジョン・ラーム。大物移籍の影響が早くも出ているようだ。
ラームの母国スペインのゴルフ専門チャンネルがLIVと2年契約
昨年12月に推定4億5000万ポンド(840億円弱)という記録破りの契約にサイン。
開幕戦のマヤコバ招待直前までチームメンバーが発表されずさまざまな憶測が飛び交ったが、開幕直前に「リージョンXⅢ」のリーダーとして華やかにデビューを飾った。
ラーム加入による波及効果は大きく、母国スペインでゴルフ専門チャンネル最大手「モビスター・プラス+」(ストリーミングサービス)がLIVと25年シーズンまでの2年契約を結んだことが明らかになった。つまり24年開催の14試合すべてをスペイン全土で見られるということだ。
また、大会直前にはライダーカップでラームとコンビを組んだティレル・ハットンの加入も決定。米ツアー1勝、欧州6勝、世界ランク16位という頼もしいパートナーがチームに加わったことで、ラームのやる気も全開。
2月8日からは舞台をアメリカに移し、ラスベガス大会が開催される。
ところで、もう1人忘れてはならないのが日本人初のフル参戦に燃える香妻陣一朗。
1月11日に自身のXで「チームとか新メンバーいつ発表になるんだ? 本人もわからない」と不安そうな投稿をしていたが、マヤコバではケビン・ナ率いるアイアンヘッズGCのメンバーとしてプレー。
今季彼がいくら稼ぐのかにも注目だ。ハットンは「LIVと話した選手は(僕以外に)何人かいる」と発言している。
現在も水面下で引き抜き作戦は続いているようだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号「バック9」より