冬の時期はどうしても寒さで体が縮こまり、スウィングが委縮してしまうもの。これはビギナーに限らず経験者にも同じことが言えるだろう。
冬の時期は寒さの影響でどうしてもいつも通りのスウィングがしづらくなってしまう（写真はイメージ 撮影/増田保雄）
できれば寒さに負けず、極力いつも通りのスウィングを冬のコースや練習場ではしたいところだが、残念ながらこれは理想論。現実的に考えると「『いつも通り』は望まないほうがいいですね」とJJコーチ。
「『いつも通り振る』ってラウンドをするうえでとても大事だし、できればやってほしいことですが、残念ながら現実的ではありません。アマチュアの方は仕事などの都合もあって練習自体の頻度も決して多くはありませんし、とくにビギナーの方の場合、寒さ以前にまだスウィング自体に慣れ切っていなかったり、コースでのラウンドの経験も少なかったりしますからね」（JJコーチ、以下同）
そもそも経験者にとっても冬ゴルフ、そして寒い時期のスウィングはそれ以外の季節と勝手が違うもの。冬以外の季節でもいつも通りに振れるかどうか……というビギナーがそれに対応するのはもっと難しいわけだ。
とは言っても、ただでさえ安定してスウィングをすることが難しいビギナーが寒さの影響を受けて、より崩れてしまいがちなのもまた事実。それを避けるために「一定のリズムでスウィングをすること、そしてきちんと地面を叩いてボールを打つこと。この2点に絞って意識してみてください」という。
「この2点は冬以外の季節であっても大事なことですが、寒さでスウィングが致命的に崩れないように、冬はより意識しておきたいですね。リズムに関しては、周りに聞こえない程度の声量で、例えば『イチ・ニ・サン』と口ずさみながらスウィングするのがオススメです」
寒い冬の時期、とくにビギナーはいつも通りのスウィングが難しい。影響を抑えるために「一定のリズムで振ること、そして地面をしっかり叩くことを意識してください」とJJコーチ
そしてもし可能なら「しっかりウォーミングアップをすること」が大切とのこと。
「経験者の方でも冬の朝ってアップをサボってぶっつけ本番でラウンド、なんてことはありがちです。しかしアップをするとしないのとでは体の動き具合が全然違いますから、時間に余裕があるならやっておきたいですね。ラウンド前の練習や、打ちっ放しで練習をする際にも、まずはウェッジなどの短い番手で何回かフルスウィングしておくことが大切ですよ」
協力/Tom's Bishon草加店
