シミュレーションゴルフ業界のリーディングカンパニーであるGOLFZONが2024年2月8日に2種類のレーザー距離計を発表した。
画像: 右が『Cadyy Talk minion』、左が『GOLFBUDDY aim L30』

右が『Cadyy Talk minion』、左が『GOLFBUDDY aim L30』

100gを切る99gという史上最軽量モデル

GOLFZONが手掛ける「CaddyTalk」シリーズ。コンセプトは「We Make It EASY GOLF HAPPY GOLF」で、「すべての人々が『ゴルフを簡単に、便利に、そしてHAPPYに』するために、これまでにない先進性のあるゴルフ用品の製造に努めてきた」とGOLFZON事業推進部部長の山本裕士氏は語る。そのコンセプトのとおり、2020年5月に韓国で発売された『minimi』は、コンパクトかつ当時としては世界最軽量(135g)ということで、爆発的な人気になり、同シリーズの認知度を高め、また2022年11月に発売された『CUBE』はデザイン性もさることながら、「3次元距離測定(※)」という新しい概念をレーザー距離計に持ち込んだ画期的な製品だ。
※カートの位置からボールまでの距離を測定し、その後ターゲットまでの距離を測定することで、スロープを反映した補正距離を表示する機能

画像: 写真の『Caddy Talk minimi』は発売当時世界最軽量で話題になった(撮影/三木崇徳)

写真の『Caddy Talk minimi』は発売当時世界最軽量で話題になった(撮影/三木崇徳)

そんな「Caddy Talk」シリーズから今回は100gを切る99gという史上最軽量モデル『minion』が登場。軽量モデルということからもわかるように、『minimi』の後継モデルで名前の由来は「minimi go on(minimiを継承し続ける)」ということだ。
軽量モデルでサイズは92×45×29ミリとカードサイズよりも小さいが、基本性能は充実しており、

(1)通常の高低差に加え、独自の弾道学を考慮した計算式で推薦距離を表示する“マジック-スロープ機能”

(2)縦横方式のレーザーシステムの“HoraizonDetect レーザーシステム”

(3)ボタンを押し続けるともっとも近いターゲットの距離を表示する“ピンファインダー機能”

(4)計測を完了すると振動で知らせる“ジョルト機能”

を搭載。さらに、専用のハードケースによって、計測前後の動作をスムーズにでき、また測定反応速度は0.1秒と相まって、トータル的な計測スピードを速くできるという。

画像: 専用のケースは使い勝手を考えられた力作だ

専用のケースは使い勝手を考えられた力作だ

屋内で実際に試してみたが、99gという軽量が手ブレに繋がるのではという懸念事項があったが、0.1秒という測定反応速度のおかげで、まったく苦にならなかった。ただし、この軽量化を進めるために、最近のレーザー距離計測器に採用されている「競技モード(※)」は搭載されていないので、クラブ競技などに参加しているゴルファーは注意が必要だ。
※高低差測定機能をOFFにした際、同伴競技者など他社にランプ点灯や点灯色が変わるなど視認できるモード。高低差を考慮して推奨距離が表示される距離計測器はルール上、使用不可のため

ハイエンドモデルも登場

同時に、GOLFZONが総代理店を務める『GOLFBUDDY』シリーズも発表。2024年モデル『GOLFBUDDY aim L30』にはシリーズ初となるスタビライズド(手ブレ防止)機能を採用。さらに、手ブレ防止機能モデルとしては初となる「ジョルト機能」を搭載している。また、手ブレ防止機能搭載モデルは電池の消費が早いという声から、USB Type-C充電を採用したという。ハイエンド機種だけあって、レザー×メタリックを基調にしたデザインは高級感満載。

画像: 質感のいいレザーと持ちやすい形状など、まさにハイエンドモデル

質感のいいレザーと持ちやすい形状など、まさにハイエンドモデル

こちらも実際に試してみたが、「逆八の字型形状」といわれる、上部が広く、下部が狭い形状は持ちやすく手に馴染みやすかった。また、50m以下は10cm刻みで表示されることもあり、アプローチ周りでの利用に性能を発揮できそうだった。

『Caddy Talk minion』はホワイトとイエローの2色展開で2024年3月上旬、『GOLFBUDDY aim L30』はホワイト/ブラックの1色展開で同年2月22日に発売予定。価格は税込で前者が2万7500円、後者が5万9400円という。

レーザー距離計測器を持ってみたいエンジョイ系ゴルファーには『minion』が、高機能なレーザー距離計に買い替えたい競技派ゴルファーなら『aim L30』というように、明らかにターゲットが異なる2モデルを同時に市場に投入したGOLFZONのこの分野における本気度が伺えた。

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