じわじわと増えてきた「削り出し」のクラブ。その名の通り鉄の塊をプログラミングされた巨大な機械でクラブのカタチに削り出す製法で、商品精度・設計の自由度が高いのが大きな魅力だ。
だが、なにしろ加工に時間がかかるため、どうしても金額的には高くなる。そんななか、削り出しとしてはリーズナブルな価格に設定されているのか、このカムイのCCミルドアイアン。削り出し製法のアイアンは6本セットで26~30万円ほどが相場(編集部調べ)だが、このカムイCCミルドアイアンなら同じ本数で22万4千円〜と、1本あたり約1万円もお得。今どきの言葉でいえば“高コスパ”削り出しアイアンといったところか。
このアイアン、真にすごいのはその性能だ。構えた見た目は見ての通り非常にシャープ。それでいてソールは絶妙にワイドで、球もよく上がるしつかまりもいい。さらに、削り出しアイアンとしては珍しい7番のロフトが29度という“飛び系”でもある。しかも素材はマイルドな打感が魅力の軟鉄S20C。
平均スコア90代のアマチュアゴルファー・Oに試打してもらったところ、「とくに5番アイアンがすごい…!」と大絶賛だった。
「まず7番アイアンを打ちましたが、非常につかまりが良く、飛ぶアイアンという印象。飛距離も私が普段使うロフトが2度ほど寝たアイアンに対して半番手から1番手くらい出ています。球が高いのでしっかり止められそうですし、飛びすぎないのも好印象。ですが、一番驚いたのは5番アイアンで200ヤードくらいの飛距離がラクに打てる点。私はユーティリティよりアイアンのほうが得意で、できればアイアンは5番から入れたい派。やさしく打てて飛距離も出る5番アイアンは非常に魅力的です。総じてパフォーマンスの高いアイアンだと感じました!」
形状の良さ、つかまりの良さ、構えやすさ、打感、つかまりの良さ、飛距離。ひとつも妥協しない全部乗せアイアンであり、それを現時点でもっとも高精度な削り出しで実現しつつ、高コスパでもある。
ぜひ一度試してもらいたい、カムイの自信作アイアンだ。