畑岡奈紗プロフィール
1999年1月13日生まれ 25歳
2017年からツアー参戦 アメリカ 6勝、日本5勝
世界ランク17位 ※2024年2月24日現在
平均ストローク:70.16
パーオン率:73.09%
平均パット数:29.41
平均バーディー数:4.10個 ※編集部調べ
FWキープ率:74.76%
飛距離:257.82y
※数値はUSLPGAの2023年のスタッツから引用
どの項目もツアーの平均値よりも高い。とくに優れているのはバーディ数。1ラウンド当たり4個を超えるのは、米女子ツアーでもトップクラス。
”タテの動き”でヘッドスピード向上
タテの動きを使ってヘッドスピードを上げているのがスウィングに表れています。アドレスで右手をやや上から握ることで、ダウンスウィングで右手のひらを地面に向けて、上から下に向かって力をタテに使いやすくしています。切り返しから左足を強く踏み込むことで地面反力を受けて、その力でヘッドスピードを上げるため、切り返しのタメは大きめ。黒宮コーチに教わってから、左足のジャンプも小さくなり、スウィングの安定感が増しています。
タテの動きを使うスウィングは、クラブにも表れています。顕著なのはアイアン選びです。アイアンを強めのダウンブローに入れて距離も出る畑岡選手は、ZX5 MkⅡよりもヘッドがシャープで、ロフトが大きいZX7 MkⅡを使用。高速グリーンでもボールを止められるスピン量と高弾道を得ています。(堀口)
LPGAドライブオン選手権での最新セッティング
1W(9.5度) スリクソン ZX7 Mk II
3W(15度) スリクソン ZX Mk II
3U(19度) スリクソン ZX Mk II
4U(22度) スリクソン ZX Mk II
5I~PW スリクソン ZX7 Mk II
ダウンブローにヘッドを入れるため、アイアンはシャープでロフトが大きいZX7 MkⅡを使用。高速グリーンで止められるスピン量と高弾道を確保している。
50度 RTX 6 ZIPCOREツアーラック
52度 RTX 6 ZIPCOREツアーラック
56度 RTX 6 ZIPCOREツアーラック
PT ベティナルディSS3 センターDASS プロト
第1戦のヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメントでは、転がりのいいチャンバーを試していた。今後は、昨年までのエースパター、ベティナルディに戻す予定だという。
稲見萌寧、古江彩佳など他8名のセッティングとスウィング分析は、2024年3月5日増刊号の「週刊ゴルフダイジェスト」に掲載中!
PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe
※週刊ゴルフダイジェスト2024年3月5日増刊号「2024 US LPGAツアーまるごとガイド!」より