いよいよ開幕する国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」にて、キャロウェイとテーラーメイドの新作ドライバーの投入状況を調査。女子プロたちは一体どのモデルを選んだ?

2024年新作モデルを投入した女子プロは誰だ⁉

ここ数年恒例になっているが、今年も年始早々テーラーメイドとキャロウェイから新モデルの発表が行われ、既に実戦投入しているアマチュアゴルファーも多いことだろう。国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に出場する女子プロたちは一体どのモデルを投入しているのだろうか。

画像: 2024年の新作、キャロウェイ「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦ MAX」(右)とテーラーメイド「Qi10」(右)

2024年の新作、キャロウェイ「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦ MAX」(右)とテーラーメイド「Qi10」(右)

まずはキャロウェイ「パラダイム Aiスモーク」から話しを聞いてみると、450ccの「♦♦♦」と「♦♦♦ MAX」の2モデルが主流になっているという。「♦♦♦」は市販モデルとしてラインナップされているが、「♦♦♦ MAX」は今のところツアーだけでの供給になっている。しかし、前作の「パラダイム」と同様に限定発売される可能性は高いだろう。

「♦♦♦」は450ccとやや小ぶりでディープフェース、でコントロール性の高さと低スピンが特徴のモデル。上田桃子が実戦投入する予定だ。

画像: 「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦」は、上田桃子が投入予定。

「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦」は、上田桃子が投入予定。

一方ツアー専用モデルとなっている「♦♦♦ MAX」は、460ccで「♦♦♦」に比べるとシャローフェースで球も上げやすい低スピンなモデルだという。実戦投入した女子プロは河本結、契約外では原英莉花が使用している。原英莉花は「ホンダLPGAタイランド」で既に実戦投入していて今週も使用するようだ。

画像: 河本結と原英莉花は「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦ MAX」を投入予定。

河本結と原英莉花は「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦ MAX」を投入予定。

キャロウェイはボールの新モデルも発表されており、キャロウェイのボールを使用するプロ全員が既に移行しているという。センシティブなプロ全員が新モデルのボールを投入するというのは大きな驚きだが、それだけ各段に性能が向上したのだろう。

「クロム ツアー」は軟らかい打感に適度なスピン性能なのに対し、「クロム ツアーX」はやや硬めの打感にスピン性能を高めたモデルだという。落ち際までスピン量を確保することによって、風に強くコントロール性もアップしているというから興味をそそられるところだ。

画像: 「クロムツアー」(左)と「クロム ツアーX」(右)は、ともに2024年3月1日発売開始される。

「クロムツアー」(左)と「クロム ツアーX」(右)は、ともに2024年3月1日発売開始される。

対してテーラーメイド「Qi10」シリーズは、スタンダードモデルの「Qi10」、慣性モーメントを大きくした「Qi10 MAX」、低スピンモデルでタイガー・ウッズも投入した「Qi10 LS」の3モデルのラインナップ。

慣性モーメントの大きさと操作性を兼ね備えたスタンダードモデルの「Qi10」を投入するのは、岡山絵里と諸見里しのぶ。

画像: スタンダードモデルの「Qi10」。岡山絵里と諸見里しのぶが投入する。

スタンダードモデルの「Qi10」。岡山絵里と諸見里しのぶが投入する。

低スピンモデルの「Qi10 LS」を投入予定としているのは、新垣比奈、山路晶、脇本華ら。低スピン性能と操作性を兼ね備えた「Qi10 LS」は、ある程度のヘッドスピードや打ち出しの高さが必要になるため、投入する顔ぶれを見ても納得できる。

画像: 「Qi10 LS」を投入する面々は納得の顔ぶれ。

「Qi10 LS」を投入する面々は納得の顔ぶれ。

最後に慣性モーメント1万g・㎠を越えたという「Qi10 MAX」は投影面積が大きく方向性に優れたモデルだが、永峰咲希、山内日菜子が投入する予定だという。

ロフトに関しては10.5度を使用するプロが多いが、それぞれの入射角やヘッドスピード、軌道、打点などのインパクト条件によって選んでいるとのこと。

画像: 永峰咲希と山内日菜子は「Qi10 MAX」を投入予定だ。

永峰咲希と山内日菜子は「Qi10 MAX」を投入予定だ。

テーラーメイド契約の全選手が新モデルに移行し、しかもFWやUTまで新作を投入するというかこれも驚きを持って伝えておきたい点だ。

どちらのメーカーもほぼ全選手が新モデルに移行したことからも、新作の出来栄えは良好なようだ。いざ開幕戦を制するのはキャロウェイかテーラーメイドか、はたまた他のメーカーか。最終日まで注目してみよう。

※2024年2月29日11時18分、一部加筆修正しました。

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