飛距離よりも同じテンポでスウィングできるかチェック
クラブフィッター小倉です。今回は、編集の方からこんな質問を頂きました。「そろそろ本格的なシーズンを迎えますが、調子を整えるのに何か効果的な練習方法など、クラブフィッターとしての考え方はありますか?」と。
クラブフィッターとしては、まずクラブのチェックをしていただきたいですね。バッグから一度クラブを全部出し、グリップやヘッドの状態などを確認しましょう。
特にグリップは、冬の間、乾燥してグリップ力が低下している可能性があります。一見して問題がなくても、軽く水拭きした後、水気を取って陰干ししましょう。
練習場などでの練習方法は、ティーチングの範囲ですが、個人的に気を付けている点、普段行っている練習方法を軽くお話しします。
ラウンドの間隔が空いた時に意識しているのは、テンポです。ドライバーからウェッジまでフルショットのクラブはできるだけ同じテンポでスウィングするようにします。普段利用している練習場でちょっとでもボールが飛ばないと焦ってしまい、テンポが早くなりがちです。気温や、体調で簡単に飛距離は変わりますから、どのクラブも焦らずに同じテンポを意識して打っていますね。
その他は、ハーフショット、アプローチをいつもより多く打つぐらいでしょうか。これらのショットは、感覚が重要なので、ブランクを埋めるためにやります。本当は、芝の上から打つのが一番なのですが、そうもいかないことが多いですよね。
私は、アプローチが苦手で、クリーンにボールをとらえるのが下手ですので、ソールを意識して打ちます。ボールをとらえるのと、ソールにマットが当たるのが同時になるように打っています。ソールから地面に接地できれば、100点のアプローチはできなくても0点にはなりづらいですからね。
練習量が確保できるときは、クリーンに打つ練習をたくさんしますが、あまり練習できない時、期間が空いてしまった時は、このソールを意識した練習をしています。大体練習量を確保できない時に、100点を取りに行くアプローチにチャレンジすると失敗します(笑)。
皆さんは、調子が悪い時や期間が空いてしまった時、どんな練習をして調子を取り戻していますか?