鈴木愛がツアー19勝目を挙げた明治安田レディスヨコハマゴルフトーナメント。最終日、鈴木を追い上げたのが2位タイの小祝さくら。ツアー9勝を挙げ、今季、年間女王の期待がかかる小祝の決勝ラウンドを写真で振り返る。
最終日はバックナインの3連続ボギーに「モヤモヤしてました」
最終日のバックナインで、小祝は10番、11番と連続バーディを奪い、流れに乗るかと思いきや、12番から3連続ボギーと優勝争いから大きく後退してしまった。
ふだんからポーカーフェースの小祝だが、
「(3連続ボギーのホールで)最初3パットでタッチが合わずで、その次は弱くてバンカー。パットもあと少しで惜しかったが入らず。3ホール目も3パット。パットがあのあたりはモヤモヤしてしまっていた」
と悔しさを滲ませながらのラウンドとなった。
3日目は10番パー5でダブルボギー。
「ダボが本当にもったいなかった。でも自分のミスでそうなってしまったので、仕方がないかな……」
と、時折突風が吹くなか、4バーディを奪い、2位に浮上した。
「今日も風がトリッキーなホールも多いので、何度も風の読み間違いをした。また、寒くて体が動きづらかった。その中でもアンダーでまわってこれたことは自信にもなりました」
と満足気な表情を浮かべながらのラウンドとなった。
今シーズンの小祝は、開幕戦の前に宮崎やタイで合宿を行い、
「温かい中で練習ができて、100ヤードは去年すごく悩んでいたので、課題のウェッジがすごく良くなりました」
と自信をのぞかせていた。
高知では、風が強く、ウィンドブレーカーを羽織りながらのラウンドだったが、今週の第3戦目「Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」(3月15~17日)は九州・鹿児島開催。
今週末から大会地の気温は20度を超える予報もあり、気温の上昇とともに、小祝の調子も合宿後のように上り調子になるかも!?
ツアー9勝の小祝の10勝目はそう遠くなさそうだ。
PHOTO/Tadashi Anezaki