国内女子ツアー第3戦「Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」の初日、トップスタートで出たルーキー菅楓華は1アンダー29位タイでフィニッシュ。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からレポートをお届け。

今日の天候は晴れ、気温は16.6度とゴルフ日和。朝のうちは風が穏やかでしたが少しずつ風は出てきて、グリーンのコンパクション24、スピードは10と2/3と数値以上に硬く速い印象でした。

2月末に高校を卒業したばかりのルーキー菅楓華選手に注目しました。23年のプロテストに合格し、QTも5位で終えたはずでしたがアテストでミスがありQTランクは104位となりました。今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる予定ですが、今大会と地元宮崎の次戦に主催者推薦での出場となっています。

画像: 23年のプロテストに合格し主催者推薦で出場する菅楓華は1アンダー29位タイで初日を終えた

23年のプロテストに合格し主催者推薦で出場する菅楓華は1アンダー29位タイで初日を終えた

緊張の1番ホールのティーショットから18ホールを終えると「ホッとしているのと18ホール回りきれたこと、アンダーで回れてホッとしています」と初戦のプレーを振り返りました。

前半は「振れていなかった」といいますが、後半には「いつもより飛すぎた」とアドレナリンが出ていたようです。その後半はエッジまでの距離を打つように心がけたと話し、一時2オーバーまでスコアを落としましたが、そのあとバーディを3つ奪い、1アンダーでフィニッシュするところは、プロテストからQTを突破できる実力を示しました。

画像: 167センチの身長からダイナミックに振り抜くスウィングが魅力

167センチの身長からダイナミックに振り抜くスウィングが魅力

後半に盛り返せた理由は、「久しぶりの試合だったので忘れかけていた部分があって、まだチャンスはあるから、諦めることなく」と自分に言い聞かせたことと分析。スコアを戻し、アンダーまで伸ばせたことは自信にもなることでしょう。

167センチの身長を生かしダイナミックに振り抜くスウィングは今後の活躍を期待させます。キャディを務めたベテランの柏木一了プロキャディに話しを聞くと、「アイアンの番手を変えても球の高さが一定なんですよ。ショット力は魅力ですね」と同じ宮崎県出身の若きルーキーに目を細めます。

明日の2日目にどんなプレーを見せてくれるのか、引き続き注目していきましょう。

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